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平成27年1月 阪九フェリーいずみ就航を祝う旅 Vol.3

この記事はこちらからの続きです。


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次の目的地、広島県呉市内安浦港に到着しました。

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こんな感じの典型的な瀬戸内海の漁港です。

栄枯盛衰、温故知新が今回の旅行のテーマだなんて偉そうな前ふりをしましたが、今回最新の旅客フェリーの旅客営業初日に乗船するにあたってこれを見てみようと思ったのです。

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これです!

・・・・??はて・・・?防波堤が何?と思われるかもしれませんが・・・
この防波堤、実はかつて船だったのです。

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ちゃんと説明板もありますよw
安浦漁港 「武智丸」 (コンクリート船)と書いてあります。武智丸はコンクリート運搬船とかではありません。船体がコンクリート製、オールコンクリートモノコックボディの貨物船でした。安浦港の防波堤はこの武智丸を沈設して作られたのです。

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ネット上で設計図を探し出すことが出来ました。
太平洋戦争末期、鉄材が枯渇してきたため、昭和18年に苦肉の策として作られたコンクリートボディの貨物船です。
5隻計画され、第1武智丸から第4武智丸までの計4隻が就航しました。
私がこの目で見た船で最も古いものは駆逐艦「柳」(詳細はこちらをクリック)この2隻はその次に古いものです。



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それでは武智丸に乗り込みましょうかね。
ちゃんと遊歩道がありますよw

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陸地側につながる船首部分が高くなっているのが分かると思います。

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この防波堤は陸地側から第1武智丸、第2武智丸の2隻を船尾を向い合せる形で沈設しています。ちょうど船尾側(ブリッジがあったと思われるところ)で撮った写真です。

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2隻の船尾のつなぎ目のところに立った時の写真です。
陸地につながる側の船体(第1武智丸)が沈下しているのが分かると思います。
昭和48年に武智丸を撤去して新しい堤防を作る計画もあったそうですが、結局予想以上に頑丈でこのまま十分に防波堤として使えると言うことから外海にテトラポットを置いて現状で保存されています。

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更に防波堤(第2武智丸)の舳の方へ。

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だいぶ先まで来ました。これだと船の上に居るのだという雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか?

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船首に立ってみました。
錨を下ろすための穴もちゃんと遺っています。沈下していない第2武智丸の方も若干外海の方に向かって傾いていますが、今でも立派に現役!
凄いことではないか!!と思っているのですけど、実は本当の事を言うとこの時点で私は怖くて怖くて早く陸地に戻りたい気分でした。

何故かって?

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私が知っている限りの武智丸のイメージはこんな状態だったのです。

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引き潮だと船倉の状態もよく分かるのですが、たまたま満潮の時に来た模様。

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そのため、船内に海水が流入する様子がよく分かったのです。

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ザザザザザザ・・・・
沈む船に乗っているような疑似体験が出来て良いんじゃないかい?と思う方もいるかもしれませんが…

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先ほどの沈下してしまっている方の船の遊歩道ですが、斯様に喫水線から遊歩道の高さが1(いち)センチくらいしかないところもありました。
下手したら帰れなくなるのではないかと・・ ガクガクブルブル・・・

と言うことで武智丸の上にはそれ程長居せず・・
そそくさと陸地側に戻りました。

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最後に武智丸の船体のアップを出しておきます。
「水の守り神 武智丸」の看板から分かるように、今でも大事にされているのですね。
実働3年程度だったのかもしれないけど、4隻就航した武智丸姉妹の中には激戦の南方海洋まで航海したものあるのだとか。
コンクリートボディの船は機雷に触雷しにくく、アメリカ軍戦闘機の機銃掃射を受けてもコンクリートにひびが入る程度で、修理も簡単に済んだと言うことです。
戦後間もなく廃船になったのはやっぱり船員さんたちもコンクリートの船には乗りたくなかったんだろうと・・・
しかしどんな形であれ永住の地を得ることが出来た船は幸せだと思う。

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それではさらに西に向かおう。その前にちょっとトイレ休憩。
街中にあったスーパーマーケットに入りました。
ゆめマートなんて初めて聞くな?と思ったのですが・・・

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中に入ってみると少々クラシックな雰囲気。後で調べてみると元々広島県を中心に展開している「イズミ」安浦店だったもののようです。

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トイレだけ使わせてもらうのは気が引けるので、おはぎとコーヒーを買って昼食兼おやつとしていただきました。
車の中で食べて、きな粉にむせて思いっきりぶちまけたけど、美味しゅうございました。

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それではさらに西に向かおう。
きな粉でウエザリングを施した我がベンツは、ナビの案内に従って高速道路に流入。

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ゴゴゴゴゴゴ・・・・

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天気予報では雷を伴う激しい雨の予想とされていたのに意外に晴れたりして・・

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下松SAでちょっと休憩。
既に山口県に入っているのにもみじ饅頭が売っているのでしたw

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ズズズズズ・・・
さらに西へ・・おっ!晴れるのかな!!と思うと・・

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急にバラバラと大粒の雨が降り出したり・・

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不安定な天候の中、そうこうしているうちに関門海峡大橋まで来ました!

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この時点で午後3時過ぎ!フェリーいずみの出港時刻まで2時間以上余裕があります!!

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道草を食おう!!!



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コメント

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そうとう驚き

コンクリート船・・・。!?!相当驚きましたァ。本当に浮かんで動いていたものですか?
久しぶりのカルチャーショック。 世界の人々も驚くはず。 日本人ってものすごい人が
おおいなあ。と実感します。感激します。尊敬します。

きなこ・・・やっちゃいましたかー。今度は十分お気をつけ下さいませ。 器官に入ると
大変ですよ。

横から見た車のボンネットの形状がいいです。 どっかんとした雰囲気。 今の車は
ななめ。するする。たまにはいいけれど。 ほとんどの車がそうですね。 カマロ、コルベット
等昔の名残を大事にしたデザインもたまにはありますが。少数ですね。。。

初めまして

以前から阪九フェリーの記事が豊富で感嘆しながら拝見させていただいておりましたが、今回、はじめて投函させていただきます。シベリア特急と申します、よろしくお願いします。

瀬戸内海の島々を車でフェリー(芸予型というのでしょうか)を乗り継ぎ、フラフラと旅行してみたいと思っていたところ、U-BOATさんのプログを拝見、ますます行きたくなりました。
当方は、空想で終わるかもしれませんが、大三島からフェリーで岡村島というところに渡り、とびしま街道を走り、更に江田島へ向かうというコースを考えています。

阪九フェリーは帰省の際、よく乗ります。先日も正月の帰省で、「すおう」「やまと」に乗りました。阪神~九州間はいろいろとフェリーの選択肢はありますが、私は阪九フェリーが一番好きです。船内が綺麗というのもありますが、食事が九州色満載(刺身醤油も甘い)というのも気に入っています。

U-BOATさんの阪九フェリー新造船の記事を愉しみにしています。

車のブログも愉しみにしています。私の車も年期が入っきましたので…。

これからもよろしくお願いします。

Re: そうとう驚き

サッピエロさん、こんにちは。

コンクリート製の船体の船で激戦の南方海洋に向かった船乗りさんたちは生きた心地がしなかったでしょうね。
運用上は貨物積載量がどうしても少なくなるのですが、乗り心地は悪くなかった?と伝えられているようです。(ずっしりと重いでしょうからね。)

ベンツはこの世代で初めて空力を意識し出したらしいのですが、中古車としては不人気車だから情報がありません。車高は高いのにシルエットがワイド&ローに見えるところは気に入っています。

Re: 初めまして

シベリア特急さん、初めまして。

阪九フェリーは船の造りに余裕があって、レストランも内容が充実しているところが好きです。
季節メニューもあるし、船によって異なるメニューもあります。
社会人になって、いろいろな所で仕事をしましたが、食べ物も地方によって異なることを実感しました。公共の交通機関で地方色を出していると個人的にはすごく好感を持ちます。
(ちなみに鹿児島の醤油は砂糖を混ぜているのではないかと思うくらいに甘いですよ。)

旅行はいつか行こうと思っていると、いつまでたっても行かないから是非に決心していってください。行く先々の写真を撮っておくと意外に良い思い出になりますよ。
コメントをいただけると励みにまります。今後ともよろしくお願いします。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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