Mercedez Benz W116 280SE 平成26年9月の車検 後編
この記事はこちらからの続きです。

週末に車検場で指摘された不具合を直すことにしました。

まずは最低地上高。
触媒の高さが素人目で見ても低いなーと思っていたのです。
これはフロントパイプ、メインの触媒を修理をしてもらった時に漠然と感じていました。

まずはジャッキアップ。

それから排気ガス漏れを指摘されたところ。
エンジンをかけた状態だと確かに温かい風が出るのが分かりました。

耐熱バンドを外してみると、確かにちょっと間隙が大きい気がする。

ここは当然マフラー用のパテで埋めるのですが、この手のパテはすぐにパリパリになって剥がれてしまいます。

そこでホームセンターで買ってきた雨どい用のステーを用意。

このように平面部分をカットして、パテを当てたところにかぶせて上からステンレスバンドで固定する算段です。

ジャッキでマフラーを持ち上げてみたら、やっぱり結構持ち上がるww

修理してくれた板金屋さんはマフラー取り付けに苦労したらしく、肝心のフロントパイプのステーを付けていませんでした。
「外した部品は捨てずに返して。」と言っておいたのですが、正解でした。
ステーのマフラーを支える部分はすでに耐熱塗料で塗ってあります。

まず、そのフロントパイプのステーを装着。
トランスミッション付近に取り付ける部分がありました。しかしそれではまだ触媒が低いまま。
何かないかとトランクの中をあさってみると、以前何かを作ろうとして諦めたステンレス板が出てきました。

それを用いて写真のようにさらに一カ所マフラーを吊ることが出来ました。(ボディ側に調度良い吊り下げポイントがあったのです。)
マフラーの継ぎ目からの排気ガス漏れは止まっている模様。

触媒の位置も明らかに高くなった模様。

今度はリア側をジャッキアップ。

センターマフラーとリアマフラーの継ぎ目も少し暖かい空気を感じるので、ここも塞ぐことにしました。

ゼェハァゼェハァ・・・
これで何とか止まったかな?センターマフラーの錆をワイヤブラシで落としてみると錆のひどい部分に亀裂が見つかりました。左側のパッチを当てた部分がそこです。

それでは、せっかくここまでしたからブレーキオイルの抜き替えをしました。
後は排ガスの調整だけだ。

・・・と言うことで、車検場近くの予備検査施設を持つ工場へ。
ここで調整してもらうつもりでしたが・・・出来ませんでした!!
・・・今回のユーザー車検はあきらめよう。
恥を忍んで時々お世話になる工場に事の顛末を説明してみたら、そこまで何とかなったらガスの調整はしてやると!

古式ゆかしいKジェトロの調整方法も教えてくれました。
何かすんません。厚かましくて・・・
最低地上高が低すぎと事、フロントマフラーとセンターマフラーの継ぎ目のガス漏れなどを説明したら、ジャッキアップしてチェックしてくれました。
マフラーの修理を頼んだのもここ。マフラーの取り付けは後輩さんが営む板金工場に出したそうですが(その時の記録はこちらの記事をクリック)、車検の基準を達成できていなかったことについては申し訳なく思っていたようです。
かすかな漏れも塞いでくれました。

せっかくだからジャッキアップしたところを写真に撮っておきました。エンジン側です。

フロントシートの下あたりです。
左側の断熱材が貼ってあるところが本来触媒のあった位置です。
W116シリーズは触媒が必要でなかった1972年ころに発売、排ガス規制が強化された1980年ころまで生産されました。
したがって、マフラーも少々バリエーションがあるようです。
この車に着けたフロントパイプは恐らく触媒が無かったころのドイツ本国仕様のもの、それにアメリカ・日本向け輸出仕様の触媒(の社外品)を取り付けました。
この車両オリジナルの配管になってしまいました。

・・・と言うことで、再トライの日が来ました。
前回期せずして落ちたから、緊張するなぁ。何故か今回は運転席から建屋を伺うにして撮っています。

継続検査手数料(今回は限定だから1400円)を支払いました。

再び検査ラインへ。
検査員の方に排ガス検査と下回り検査だけ受ける旨を伝えたら、最低地上高をクリアできなかったことに妙に反応してきました。曰く、「タイヤを交換して来たのですか?」と。

どうもこれ系の車と勘違いされたようです。
マフラーの触媒の高さが低かったから、1本吊って高くしたと言うと黙ってハンコをくれました。

排ガス検査再トライの図。

HCが1200以下でないといけないのに前回は2000を超えていました。
今回はなんと、40!(1週間前に来た時と単位が変わったのかと思うくらいでした。)最近のエコカー並みの数字を叩き出して合格!

そして、下周りの検査。

合格!のマークが出ましたが・・・

限定検査証を持って下に下りて行って、見てもらいました。

不備を指摘されたところにもハンコをもらう必要があるのです。これにて無事終了。

再び母屋に戻って平成28年までの車検証を発行してもらいました。
今回は苦労したなぁ。

最後に再び社宅で簡単な整備をしました。
リアマフラーですが、交換するとき(詳細はこちらをクリック)に吹き付けていたジンクリッチスプレーが結構剥がれていました。

まだまだたくさん残っていたし、使わないままではもったいないし・・・

リアタイヤを外して排管にも綺麗に吹き付けました。

銀色に輝いていると、印象としては悪くはないか。
今回の車検の反省点としては、今までで一番エンジンの調子が良いと感じていたし、排気音も静かだったから、楽勝で合格すると思い込んでいたこと。
古い車にとって、排ガステストは鬼門ではありますが、この車は最近はずっと調整無しでも合格していました。
昨年ラムダ調整をしてもらったものだから、それで規制値を外れたのだと思います。
マフラーの修理もしたから大丈夫!と思っていたものの、継ぎ目からの漏れを指摘されるとは思ってもみませんでした。
今までは遮熱板を装着していたからそういった漏れが見つかりにくかっただけなのです。
今後この車に限っては半年に1度くらいでジャッキアップして下周りの点検をしようと思いました。

前回のオイル交換から今回のオイル交換までに以下の旅行に行きました。
平成26年3月 阪九フェリーと下関グランドホテルの旅行(詳細はこちらをクリック)
平成26年7月 オレンジフェリーで松山出張(詳細はこちらをクリック)
平成26年7月 福井出張と2人きりの同窓会(詳細はこちらをクリック)
平成26年8月 浜松の良い感じの旅館に泊まってみようかな?(詳細はこちらをクリック)

週末に車検場で指摘された不具合を直すことにしました。

まずは最低地上高。
触媒の高さが素人目で見ても低いなーと思っていたのです。
これはフロントパイプ、メインの触媒を修理をしてもらった時に漠然と感じていました。

まずはジャッキアップ。

それから排気ガス漏れを指摘されたところ。
エンジンをかけた状態だと確かに温かい風が出るのが分かりました。

耐熱バンドを外してみると、確かにちょっと間隙が大きい気がする。

ここは当然マフラー用のパテで埋めるのですが、この手のパテはすぐにパリパリになって剥がれてしまいます。

そこでホームセンターで買ってきた雨どい用のステーを用意。

このように平面部分をカットして、パテを当てたところにかぶせて上からステンレスバンドで固定する算段です。

ジャッキでマフラーを持ち上げてみたら、やっぱり結構持ち上がるww

修理してくれた板金屋さんはマフラー取り付けに苦労したらしく、肝心のフロントパイプのステーを付けていませんでした。
「外した部品は捨てずに返して。」と言っておいたのですが、正解でした。
ステーのマフラーを支える部分はすでに耐熱塗料で塗ってあります。

まず、そのフロントパイプのステーを装着。
トランスミッション付近に取り付ける部分がありました。しかしそれではまだ触媒が低いまま。
何かないかとトランクの中をあさってみると、以前何かを作ろうとして諦めたステンレス板が出てきました。

それを用いて写真のようにさらに一カ所マフラーを吊ることが出来ました。(ボディ側に調度良い吊り下げポイントがあったのです。)
マフラーの継ぎ目からの排気ガス漏れは止まっている模様。

触媒の位置も明らかに高くなった模様。

今度はリア側をジャッキアップ。

センターマフラーとリアマフラーの継ぎ目も少し暖かい空気を感じるので、ここも塞ぐことにしました。

ゼェハァゼェハァ・・・
これで何とか止まったかな?センターマフラーの錆をワイヤブラシで落としてみると錆のひどい部分に亀裂が見つかりました。左側のパッチを当てた部分がそこです。

それでは、せっかくここまでしたからブレーキオイルの抜き替えをしました。
後は排ガスの調整だけだ。

・・・と言うことで、車検場近くの予備検査施設を持つ工場へ。
ここで調整してもらうつもりでしたが・・・出来ませんでした!!
・・・今回のユーザー車検はあきらめよう。
恥を忍んで時々お世話になる工場に事の顛末を説明してみたら、そこまで何とかなったらガスの調整はしてやると!

古式ゆかしいKジェトロの調整方法も教えてくれました。
何かすんません。厚かましくて・・・
最低地上高が低すぎと事、フロントマフラーとセンターマフラーの継ぎ目のガス漏れなどを説明したら、ジャッキアップしてチェックしてくれました。
マフラーの修理を頼んだのもここ。マフラーの取り付けは後輩さんが営む板金工場に出したそうですが(その時の記録はこちらの記事をクリック)、車検の基準を達成できていなかったことについては申し訳なく思っていたようです。
かすかな漏れも塞いでくれました。

せっかくだからジャッキアップしたところを写真に撮っておきました。エンジン側です。

フロントシートの下あたりです。
左側の断熱材が貼ってあるところが本来触媒のあった位置です。
W116シリーズは触媒が必要でなかった1972年ころに発売、排ガス規制が強化された1980年ころまで生産されました。
したがって、マフラーも少々バリエーションがあるようです。
この車に着けたフロントパイプは恐らく触媒が無かったころのドイツ本国仕様のもの、それにアメリカ・日本向け輸出仕様の触媒(の社外品)を取り付けました。
この車両オリジナルの配管になってしまいました。

・・・と言うことで、再トライの日が来ました。
前回期せずして落ちたから、緊張するなぁ。何故か今回は運転席から建屋を伺うにして撮っています。

継続検査手数料(今回は限定だから1400円)を支払いました。

再び検査ラインへ。
検査員の方に排ガス検査と下回り検査だけ受ける旨を伝えたら、最低地上高をクリアできなかったことに妙に反応してきました。曰く、「タイヤを交換して来たのですか?」と。

どうもこれ系の車と勘違いされたようです。
マフラーの触媒の高さが低かったから、1本吊って高くしたと言うと黙ってハンコをくれました。

排ガス検査再トライの図。

HCが1200以下でないといけないのに前回は2000を超えていました。
今回はなんと、40!(1週間前に来た時と単位が変わったのかと思うくらいでした。)最近のエコカー並みの数字を叩き出して合格!

そして、下周りの検査。

合格!のマークが出ましたが・・・

限定検査証を持って下に下りて行って、見てもらいました。

不備を指摘されたところにもハンコをもらう必要があるのです。これにて無事終了。

再び母屋に戻って平成28年までの車検証を発行してもらいました。
今回は苦労したなぁ。

最後に再び社宅で簡単な整備をしました。
リアマフラーですが、交換するとき(詳細はこちらをクリック)に吹き付けていたジンクリッチスプレーが結構剥がれていました。

まだまだたくさん残っていたし、使わないままではもったいないし・・・

リアタイヤを外して排管にも綺麗に吹き付けました。

銀色に輝いていると、印象としては悪くはないか。
今回の車検の反省点としては、今までで一番エンジンの調子が良いと感じていたし、排気音も静かだったから、楽勝で合格すると思い込んでいたこと。
古い車にとって、排ガステストは鬼門ではありますが、この車は最近はずっと調整無しでも合格していました。
昨年ラムダ調整をしてもらったものだから、それで規制値を外れたのだと思います。
マフラーの修理もしたから大丈夫!と思っていたものの、継ぎ目からの漏れを指摘されるとは思ってもみませんでした。
今までは遮熱板を装着していたからそういった漏れが見つかりにくかっただけなのです。
今後この車に限っては半年に1度くらいでジャッキアップして下周りの点検をしようと思いました。

前回のオイル交換から今回のオイル交換までに以下の旅行に行きました。
平成26年3月 阪九フェリーと下関グランドホテルの旅行(詳細はこちらをクリック)
平成26年7月 オレンジフェリーで松山出張(詳細はこちらをクリック)
平成26年7月 福井出張と2人きりの同窓会(詳細はこちらをクリック)
平成26年8月 浜松の良い感じの旅館に泊まってみようかな?(詳細はこちらをクリック)
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コメント
しばらく安心
見ているだけのこちらが、緊張します。ほっとしました。
良く奇麗になりましたね。マフラー配管の位置が違うんですね。
新たな場所にはボディー側に断熱材等は無くても大丈夫ですか?
良く奇麗になりましたね。マフラー配管の位置が違うんですね。
新たな場所にはボディー側に断熱材等は無くても大丈夫ですか?
Re: しばらく安心
サッピエロさん、こんにちは。
今回の車検は社外品の触媒に変更したり、もともとの配管とは異なっていたりだから、多少の心配はありました。
実は触媒も海外の製品だし、日本の排ガス規制の基準を満たしているかわからないものだから、厳密にはアウトなのです。車検場ではそこまではわからないのですけどね。
現在は触媒は車体の中央付近にあるのですが、触媒自身に小さいながら遮熱版がついているのと、その上がドライブシャフトで空間があるから断熱材は入れていません。
何はともあれ、次回の車検までにしなくてはならないこともわかったことだし、今回はいろいろなことが勉強になりました。
今回の車検は社外品の触媒に変更したり、もともとの配管とは異なっていたりだから、多少の心配はありました。
実は触媒も海外の製品だし、日本の排ガス規制の基準を満たしているかわからないものだから、厳密にはアウトなのです。車検場ではそこまではわからないのですけどね。
現在は触媒は車体の中央付近にあるのですが、触媒自身に小さいながら遮熱版がついているのと、その上がドライブシャフトで空間があるから断熱材は入れていません。
何はともあれ、次回の車検までにしなくてはならないこともわかったことだし、今回はいろいろなことが勉強になりました。