FC2ブログ

セイコータイプⅡクオーツ Cal.7123の修理

140627-1.jpg
10年以上前にジャンク品として引き取っていた時計です。
紺色の文字盤がかっこいいと思ったので、修理してみることにしました。



140627-2.jpg
中を開けるとこんな感じ。

140627-3.jpg
分解途中の写真は全て省略。
しかし、この時点で私は少々恥ずかしい失敗をしてしまいました。

140627-4.jpg
部品の洗浄中にステップモーターを紛失したのです。
刷毛ではじいてしまって、どこかに行ってしまいました。
ステップモーターは強い磁気を帯びているため、飛ばしてしまったら、変なところ(たとえば金属ラックの足の部分など)にペタッとくっついてしまって探すのが困難になります。

140627-5.jpg
そこで、部品取りの登場です。

140627-6.jpg
竜頭が引き出せないほどに固着していましたが、ステップモーター自身が潰れることは(ホゾを折らない限り)無いと思います。

140627-7.jpg
そのステップモーターです。
少々汚い部品取りでも持っておいて損では無いなw

140627-8.jpg
ステップモーターを紛失したからと言ってあきらめるんじゃなかった。
仮組みだけして置いていました。

140627-9.jpg
改めて組みなおしました。

140627-10.jpg
よくよく考えれば前回修理したCal.71(詳細はこちらをクリック)はカレンダーが無かったので、真面目に記録しておけばよかったと思います。
いつかまた別の個体の修理の時はちゃんとした記事にしましょう。

140627-11.jpg
ケースに収めた状態です。先に修理したCal.71の写真と部品取りの時計の写真を見てわかるように回路部分は形状が異なるようです。こちらの方がコストがかかって良そうに見えるので、前期型?かもしれません。自信は無いけど。

140627-12.jpg
電池を入れたら無事完成。

150716-1.jpg
適当なバンドがあったので、それを装着しました。
クオーツならではの強み、今でも月差30秒以内程度で正確に動いています。

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

そっくりです

文字盤の色もそっくりなものを持っています。 文字盤の真ん中少し下に

タイプⅡと書かれていますが、私のはシルバーウェーブと何とか読めます。

お子さんの絵でしょうか。 緻密な絵、という感じが・・・。似たのでしょうか。

No title

時計繋がりで。人様の動画ですが問題は無いですよね、枕元に置いて夜中の確認用に使ってます。この時計、何が凄いって、ベルトに穴が開いてません、自分で開けるのです。0秒リセットか無いので正確性は無理、10日程で1分の進みが出ました。CR2016と時計用電池で無いのが良いです。

https://www.youtube.com/watch?v=2LANHJu2iPw

以前に似た時計を何度も電池交換に出しましたが、規格に合わない電池を入れられそれが原因で間も無く止まりました。厚みのある電池だったようで文字盤を押していたようです。それから電池交換はどんな所に出すと間違いがないか分からないので二つ程の時計が眠っています。

Re: No title

秋田利用さん、こんにちは。

この時計は楽しいですね。LED使用と言うのが21世紀仕様です。昔デジタル時計が世に出始めた頃、発光ダイオード式の同じような時計が発売されていましたが、故障が多かったようです。
僅か108円で買えるなら1個欲しいですね。ベルトがケース一体型の石油製品ぽいから切れて使い物になるかもしれませんけどww

Re: タイトルなし

サッピエロさん、こんにちは。

この時代のクオーツは構造がかなりタフですね。メンテナンス要らずで電池交換だけでいつまでも動き続けるとのことでした。電池はサイズがたくさんあります。
どうしても合わない電池だったら、せめて薄い方を選んで事情を説明してあげればまだ良いと思うのですが、厚い電池を無理やり入れる話は初めて聞きました。

No title

初めまして。いつもボート先生の修理記事も旅行記事も楽しみに読ませて頂いてます。
古い記事のコメントを目に止めていただけるかはわかりませんが・・・。

私も最近、分解修理を始めてみまして、この記事のような不動品の7123の修理をしていました。
んで、カレンダー機構の組付けについてなんですが
竜頭1段目で回した時、手前回りで曜車は普通にくるくる回りますが、なぜか向こう回りで日車がくるくる回るように組付けできません。
正常に回る状態の個体と見比べてみましたが、ツヅミ車の切れ込みと日車のギザギザとの絡め方にコツがあるのか、と思いましたが、竜頭を回して1日だけツヅミ車で送れた後はツヅミ車だけがくるくる空転して日車とツヅミ車が全く絡んでない状態です。
指で日車を強引に回したりもしてみましたがあまりやりすぎると日車のギザが摩耗しそうで(汗)

2石の輪列受けは超悶絶失敗繰り返しの末(本当に苦労しましたw)、何とかコツを掴めたので稼働するように直せました。しかし難しかったですが。
普段、デイデイトは基本的に放置しているので針が正常に稼働するようになっただけで満足したのですがなんか納得いかなくて…。


日車押えの位置も全く間違っていないし、曜修正レバーもサービスマニュアル通りに組めている(だから曜車は回る)のですが、何が悪いのでしょうか?
日躍制レバーが何か関係しているのか、とも考えていますが・・・。
機械台に挟み込む時間が長くて地板が曲がったのかとまで悩みましたw

もしボート先生に心当たりがあるならご教授頂けていると幸いです。
昭和時代のサービスマニュアルまで手に入れて作業したのに上手くいかないのは悔しいです・・・。
長文で失礼しました。

No title

なお、余談ですが、私もボート先生と同じ機械台を使っています。
メイコーの白いやつですよね。
ドでかいムーブには使えませんが、ガタツキもないですし、地板を挟むにもプラスチックなので傷めることもなさそうで。

今まで中国製の安い、似たようなステンレスのやつを使っていたのですがガタツキが激しく、ねじ回しですら冷や冷やでした。
2石の輪列受けかぶせる時もここぞといところでガタッときてステップローターと五番車があっさり傾き、酷いと三番車すら傾くザマでまた一からやり直し・・・。
失敗続けてるうちにホゾが折れるかもと思いましたよ。

でもこのガタツキの無い、白いメイコー製の機械台を使ったらあっけなくキレイに入りました。まあ、たまたまだと思いますけど。
弘法は筆を選ばずといいますがやはりボート先生がおっしゃてた通り、工具は多少高くても良いのを使った方がいいですね。特にムーブメントを扱うモノは。
その点でも非常に勉強になっています。
これからも連載楽しみにしています。

Re: No title

おばにゃさん、こんにちは。初めまして。

実は時計の輪列を組むのはクオーツの方が難しいと思うのですが、良く出来ましたね。
おっしゃる通りパタパタステップモーターなどが倒れます。
クオーツの時計はカレンダー機構も機械式時代よりも簡略化が進んでいます。
多分どこかが組み間違えがあるのではないかと想像するのですが、肝心の私のブログ記事もカレンダー周りの組み立ての記録は残していませんね。
クオーツの分解組み立てを扱ったホームページなどは極めて少ないと思うので、信用していただけるならモノを送ってくれたら写真を撮ってお知らせできると思います。

Re: No title

おばにゃさん、こんにちは。補足です。

時計の修理はMKS(メイコー)が良いですね。
たまに固着したネジなどもあるのですが、ホームセンターなどで売っているドライバーはあっさりドライバーの刃がねじれます。
クオーツの機械ではシチズンのカレンダー周りの修正機構は非常に良く考えられていて面白いんです。今なら安く手に入るので、どんどん試してください。
時計の修理記事は結構な数を書きだめています。コロナで旅行記が作れないので、おいおい出していきます。

それから私は先生と言われるほどの技術はないですよ。さん付けで十分です。

ご無沙汰しております。

ボートさん、お気遣い頂いたのに勝手にあのままご無沙汰してしまって申し訳ございません。
あれから様々なキャリパーのセイコークオーツの分解修理を経験しまして件の悩みは自己解決しました。
ボートさんを信用していないわけではなく、自分でもう少し研究してみようと思った次第です。

09、08、75、クレドール8420、46等、様々なキャリパーをステイホームを利用してOHして修理成功させてみましたが輪列のホゾ入れもこの71が断トツで難しいです。

どうやら日車押えが日車の内周ギリギリ一杯の大きさをしているせいか、日車を押える際、かなりシビアに合わせないと上手く合わないようです。うまく言えませんが・・・。止めるネジ四個もあるので楽勝のような気がするところがまたさらに・・・(怒)
他のキャリパーはいとも簡単にカレンダーは組めましたのでなおのこと71がトラウマに・・・笑

別の個体の71の修理の時はコイルと回路だけ外してそのままムーブメントごとベンジン入りのガラス瓶に放り込んで超音波洗浄機に投げ込み、30分ほどゆらゆらさせた後、オイラーが届く範囲だけの注油して終わりにしましたwww
その手抜きOHで2個上手くいきましたwww 今のとこ1か月超正確に稼働してます。
71だけは絶対バラしたくないですね。
恐らく使い捨て前提のムーブメントなんでしょうね。

71に比べれば5石の75なんか易しいです。
09や46は2石でしたが71と違ってステップモーター以外の歯車がほぼ全て直立させたままにできるのでまだラクです。
71はモーターの隣の5番車が簡単に倒れ、油断してると2番車すら傾いてるので厄介なことこの上ないです。
あれはバラさない方がいいと思います。

ご心配かけて申し訳ありませんでした。
ボートさんに現物を送るのは最後の手段にしようと思ってましたので。









No title

余談ですが、ボートさんはマニュアルもないのにどんな代物でも分解組立していらっしゃいますがやはり豊富な経験がなせる技なんでしょうか?

私なんぞはヤフオクで昭和の服部時計店時代の点検調整マニュアル集みたいな分厚いファイル(セイコーアナログクオーツはほぼコンプリートしてます。結構安かった。)を落札してそれ見ながらでやっとですよ。

でもあの点検調整マニュアルはプロ向きだと思いました。
基本的な原理等は知ってることが前提でのマニュアルだと思います。それでも十分親切なマニュアルですが。
ちなみにシチズンのも買いました。昭和61年ごろのものみたいですがそっちは高かったですw

機械式時計のマニュアルってのはないんですかねえ・・・。

これからもボートさんのブログ楽しみにしています。



No title

何度も済みません。

>この時代のクオーツは構造がかなりタフですね。メンテナンス要らずで電池交換だけでいつまでも動き続けるとのことでした。

この言葉にはとても同意します。
落札した不動ジャンクセットの中に文字盤やガラスに緑青の粉が散らばっているキャリパー08の個体が一個ありました。
しかし見た目は緑青粉を除けば割と美品。ガラスもほとんど傷はありません。

とりあえず稼働確認のために裏蓋開けて電池を入れようとしたらムーブメントの中もパッとみて気持ち悪い粉がビッシリ 笑
100%パルスすら出ないだろうとしか思えない代物でしたが
電池を入れたら何と普通に動き出しました。

その後動かしたまま1か月放置してましたがやや遅れも出てきたので内部清掃しようとバラしにかかったらコイルから繋がってるリード基板(回路にネジ止する)が腐食でふにゃふにゃ状態。
そこのネジはどんなに頑張っても固着して外れず、頑張ってるうちにリード基板が折れて稼働機からあっけなく部品取り機に陥落 笑
回路の裏側の半田部分も気持ち悪い粉がびっしりでした。いや、輪列受けですら緑色に変色していました 笑

でもあの状態で稼働するとは驚愕しました。

ちなみに別の不動個体から回路とコイルを移植してあんなに汚かったのに美品に再生できました。輪列受けは全てに石が入っているので(確か9石)楽勝でした。

Re: No title

おばにゃさん、こんにちは。

連絡が無いところを見ると、ひょっとしたら自己解決したのかな?と思っていました。
セイコーのクオーツムーブメント、38系あたりの初期型の頃からすでにほぼ完成の域に達していたのではないかと思っています。
その後はいかにコストダウンするかに腐心していたのではないかと。ムーブメントもオーバーホールをしなくても10年以上正確に動き続けるし、オーバーホールをする前にオーナーさんの方が時計をする必要がなくなってしまう(ブラックですね)事例が増えてしまって、そのうち高級機種でも使い捨てムーブメントが登場したのではないかと。
90年代のドルチェ、エクセリーヌは使い捨てムーブメント搭載機種がありますね。
古い世代のクオーツは、無事是名馬的なものが多くて、おばにゃさんのおっしゃる通り、少々錆が出ていても、電池を入れっぱなしで塩を吹いてしまっていても、動くモノがあって驚かされます。その辺はスイスのメーカーを圧倒しています。
私もセイコーとシチズンの整備マニュアルを持っています。廃業する時計屋さんから譲ってもらいました。
最初はそれを見ていましたが、数をこなしているうちに使わずとも何とかなるようになりました。

それから、個人的にはクオーツの輪列の組み立ての方が機械式よりも慣れが必要と思います。
おばにゃさんはクオーツから入ったので、機械式は楽だと思いますよ。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
最新記事
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR