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花巻の思い出 後編

この記事はこちらからの続きです。



マルカンデパートを出た後、少し新興住宅街のほうへ移動しました。

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するとこんな郊外型のスーパーマーケットがあります。
名前を見て分かるとおり、マルカンデパートが経営するスーパーなのです。




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花巻時代は独身だったから、食材を買いによくここに来ていました。

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おっ!懐かしい。ちゃんと売っているな。
豚の舌(タン)です。
単身だとゴミ出しも自分でしなくてはならないから、焼き魚などゴミが出る食べ物は避けていました。
焼肉でも牛タンは好きだったので、豚タンを買って塩コショウで味付けして食べていました。

食感はタンそのものですが、固いのなんの。
一度カレーを作ってその中にぶち込んで煮込んでみたらさらに硬くなって笑えました。
やはり値段が安いだけあるな。

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豚タンが売り切れているときは豚ハツ(心臓)をよく買ったな。

花巻に住んでいたとき、地元の若い女の子から聞いたのですが、マルカンコンツェルングループは相次ぐ郊外型ショッピングセンターの出店によって虫の息状態だったそうです。
しかしアルテマルカン桜台店を出店して盛り返したんだとか。

毎年正月になると思い出す事があるのですが、花巻で平成14年の正月を迎えたときのこと。
マルカンデパートは正月3が日にはお休みで、こちらは1月2日が初売りでした。
マルカン展望食堂はお休みだけど、一人で単身寮に居てもしょうがないので2日の日に何を買うでもなくここにやって来たところ・・・

何と社長さんは表の玄関の脇に立ってやってくるお客さんたちを迎えて挨拶しておられました。

このときばかりは感服した次第、うっかり偉くならない方が良いと言う気持ちとリーダーシップを執る立場にある人はかくあるべきと感じさせられました。

それでは再び移動しましょう。


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そして、ちょっと昔の職場の方へ・・・
こんな建物があります。
昔の花巻町役場の建物です。

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純和風のように見えますが、窓が縦長になっているなど、洋風の要素も多く取り入れられています。

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それからこの建物の脇に有る鉄道車両、これは線路幅762ミリの軽便鉄道、花巻電鉄の車両です。

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いたずらされないように頑丈に保護されているのでこんな写真しか撮れなかったのですが、全幅わずかに1メートル70センチ、非常に細い車両です。
併用軌道(道路上に線路もある)を走る際、道路も狭かったため車両を細くしたというもの。
これだけ細い車両なのに正面窓ガラスは律儀に3枚あります。

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市内にはこんなタクシー会社があります。
電鉄タクシーと言う会社です。どうやら花巻電鉄のタクシー部門だった会社が残ったもののようですね。
私が居た頃にはペンキ塗りの大きな「電鉄タクシー」の看板があったのですが、今は無くなって普通の看板に変わっていました。

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かつて花巻電鉄が走っていた道路をずーっと走っていくと・・・

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志戸平温泉に近付いてきました。
現在は不採算を理由に撤退してしまいましたが、私がかつて居た職場はこの付近にありました。
田舎だったものだから飲み会をするときは市内まで延々と移動しければ他に良いところも無くて、写真の大きなホテルの中にある居酒屋のようなところで飲んでいました、
2次会は近所の1階がタクシーの営業所になっている建物の2階にあるスナックでカラオケ大会だったな。

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・・・ちなみにここの駐車場は岩手で仕事をしていた当時からやたらと広いなと当時から思っていましたが・・・

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以前はホテルが経営する遊園地があったそうです。
これはそのときの園内の子供列車のトンネルの跡のようです。

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さらに上っていくと宮沢賢治にゆかりが深い大沢温泉などもありますが、それは後述するとして・・・

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もっと山の方へ向かうと鉛温泉藤三旅館が現れます。

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湯治棟と・・

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旅館棟。ここには白猿の湯という立って入るお湯がありました。
身長171センチの私が入って、一番深いところで胸の辺りまで浸かるお風呂が名物でした。
私がこちらで仕事をしていたとき、ウィークディは毎日入浴しに来ていました。
今でこそホームページを持っていて、新たに露天風呂を作るなど観光客の呼び込みに積極的になりましたが、当時は知る人ぞ知る鄙びた温泉でした。(気になる方のためはこちらをクリック
毎日外来入浴に来る人も珍しかったようで、売店のおばあさんに「あなた、どこか体が悪いの?」と心配されました。

この「鉛」と言う地名、いわれがなかなか面白いです。
徳川時代には金銀銅なんでも採れる鉱山があったけど、それを普通に申告すれば高い租税を掛けられるものだから「ここは鉛しか採れません」という事で「鉛」と言う地名になったそうです。

当時の職場の同僚にそんな話をしたら、その後日「散髪に行ったときに美容室のオネエチャンにその話を言ってみたらみんな凄く興味深そうに聞いてくれて人気者になれたよ。」と嬉しそうに報告してくれました。

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さらに上っていったところにあるのが新鉛温泉。
元々西鉛温泉と言う名称で、花巻電鉄はここが終点だったようですが、現在は新鉛温泉と言う名前を使っています。
愛燐館という大きな宿泊施設がありますが、昭和30年代の古い鉄道写真を見ても「愛燐館」の看板を見つけることが出来ます。
古くからある老舗の旅館ですが、この地域にしては珍しく温泉コンパニオンのお姉ちゃんもいらっしゃるらしい。




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・・・と言う事で鉛温泉よりちょっと下ったところにある大沢温泉に戻りました。
湯治部からちょっとお高い旅館部まで松竹梅の3段階が揃った施設です。

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湯治部のフロントはこんな感じ。

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湯治部はこんな感じでなかなか風情があります。

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今だったら消防法に引っかかるんではないだろうかと思ってしまうほど廊下も狭いのですが、迷路のようになっていて、さらに施設のあちこちに源泉掛け流しの温泉があって楽しかったです。

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最後の写真は湯治部の部屋の写真ですが、このようにふすま1枚あるだけ、縁側に10円投入で数分間動くコンロがあって良い感じの部屋でした。
料金も夕食無し、朝食込みで5000円しなかった覚えがあります。(大沢温泉が気になる方はこちらをクリック

夕食持ち込み大歓迎、クリスマスイブには若いつがい(カップルともいうらしい)がケーキ持参で宿泊に来ていました。
そーゆー人たちを横目で見ながら単身寮に帰って、スーパーの唐揚げを食べて寝た思い出が昨日のことのように思い出されました。



・・・ところで、この記事は2年前に行った時のものを「旅の備忘録」に出してみたものですが、この時期はすごく紅葉が綺麗です。




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今頃この地域はこんな風景になっていると思います。
平成13年当時、何の予備知識も無くやってきて、この紅葉を見て非常に感激しました。

大沢温泉の露天風呂から見る紅葉も非常に綺麗でした。
皆さんにもお勧めしたいところですが、多分今から宿を予約しようとしてもどこも満室だと思いますw
来年以降、観に行かれてはいかがでしょうか?
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コメント

非公開コメント

No title

花巻電鉄。巨大事典で検索しました、内容は少なかったですけれど色々分かって面白かったです。
大沢温泉。鄙びた雰囲気が良いですね、でも本文中にあるようにこの手の施設は減りつつありますね。長万部の方のは権利ごと売られてしまい建物から…まで色々と変わってしまいました、変わらないのは源泉だけ。十勝の方にも放棄されてたのが縁もゆかりも無い業者が再開に奔走しこぎ付けたのですが、建物の殆どは建て替えられました。以前は混浴が多かったのですが、これも現代に合わせるしかないです。テレビで見ただけなので匂いを含めた雰囲気は不明。

相変わらずの細かい点をふたつ
>一番深いところで胸の辺りまで繰る
これは「浸かる」ですね。字を間違えると樽の中身になってしまいます。
>ふすま1枚あるだけ、土間に10円投入
正確な表現を見付けれなかったのですが、「縁側」で良いのではと。少なくとも玄関の引き戸の中の「土間」とは大きく違いますから。それにしても、個室にコイン式ガスコンロとは珍しいですね、ホース直結したら…ゲフゲフ。

No title

レンタカーですか?
日産のマーチかなあと。

花巻、落ち着いた町のイメージを感じます。

Re: No title

秋田利用さん、こんにちは。

花巻電鉄についてですが、こちらに居るときに聞いた話です。
西鉛温泉までの軌道線はまだしも、花巻温泉までの鉄道線は採算は取れていたと伺いました。しかし、労働組合によるスト決行がたびたびあって社長さんは嫌気がさして辞めてしまったとのことでした。この花巻電鉄の社長さんは盛岡市内で「松屋」と言うデパートも経営していたと伺いました。確かに「松屋デパート」が盛岡市内にあったようですが、花巻電鉄との関連をうかがわせる記述をネット上では見つけることが出来ないので未確認情報のままです。
秋田利用さんが言われている北海道の温泉とは然別温泉の事でしょうか?
存続しただけでも良かったと個人的には思っていますよ。以前利用したことがあるのでまた行きたいです。

記事内の記述ミスは校正しました。いつもご指摘ありがとうございます。

Re: No title

サッピエロさん、こんにちは。

この記事は2年前の仕事の時の事をまとめたものです。
新花巻駅からレンタカーを利用しました。軽自動車を使いました。
花巻は3カ月だけしかいませんでしたが、素朴な方が多くてとても良い印象が残っています。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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