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セイコーシャリオかな? Cal.2559の分解修理

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ネットオークションでジャンク品として落札した時計です。
セイコーシャリオだと思うんですけどね・・・

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何でそんな自信の無いことを言うのかといいますと・・・
中を開けてみたら手巻き式のセイコーシャリオに使われていたcal.2220(詳細はこちらをクリック)では無い機械が入っていたのですよ。
cal.2559という機械です。
初めて見ました。

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ちょっと興味があったので再生してみることにしました。
まずはいつものようにケースから機械を取り出します。

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むー、汚い。
この写真では判りにくいのですが、ルーペで見るとどうしてこんなことになるのかと言うくらいに絨毯の毛?化学繊維?のようなものが大量に付着しています。

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テンプとアンクルを外してみます。
テンプもテンワを分離させてみましたが、ヒゲゼンマイが寄れてしまっています。
これは駄目かな??

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しかしアンクル、2番車が別の地板になっているからちょっとかっこよく見えるのです。
何とかしたいなぁ、部品取りが手に入るなら何とかしたいな。

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・・・と言うことでバラバラに分解したあとベンジンで洗浄しました。
1円玉をおいておきました。
大体部品の大きさが判ると思います。

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それでは組み立てに入ります。
まずは香箱と3番、4番車を組み付けます。

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そしてアンクル、2番車を組み付けます。

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バラバラに分解したテンプ周りですが、ヒゲゼンマイはしっかり洗浄してみたら寄れが取れていました。
付着した汚れでゼンマイが触れてしまっていたのです。
やった!何とかなるかも!!

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プルプル・・フルフル・・・
雰囲気がわかりますでしょうか?このときが死ぬほど緊張するのです。

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出来た!
ぜんまいを巻いたら無事動き出しました。

・・・なんでこの時計を再生してみたいと思ったのかといいますと、赤で囲ったところのようにシリアルナンバーが入っていたからなのです。
きっと当時は高級な時計だったのではないでしょうか?

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後は針を取り付け・・・
文字盤が汗で腐食してなければ最高に良かったんですけどね。
・・しかしそうでなければ安く手に入ることもなかったかな。

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無事ケースに収めて・・・

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出来上がり!
ちょっと気に入ってしまったから、このように普段使いをしています。

・・・こうすると私がさも完璧に仕事が出来ているように見えますけどね・・・・

実はこの時計、常用できるようになるまでに都合3回分解、組み立てをしました。
女性用の小さな時計は、まず組み立てにくいし(指が攣りそうになります)、ゼンマイも小さいから必然的に回転トルクも小さくなり、調子も出にくいのです。
このように巻き上がった状態で動かなくなるほど放置された機械だと復活も大変でした。
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コメント

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シルエット

奇麗なデザインの時計で、好みの時計です。

ただ、入っている機会がもっと大きいのが個人的には好きです。

シンプルで飽きがこないタイプですね。

それと、バイクのエンジンは排気量が200もあるんですね。

体感が仕事で鍛えられた叔父さんのイメージです。歳をとっても

力強い感じ・・・。

Re: シルエット

サッピエロさん、こんにちは。

セイコーシャリオはシンプルなデザインのものが多かったですね。
機械は確かに女性用の小さなものが入っています。
しかし多分これは主流がクオーツ時計に切り替わっていく晩年の機械式時計では生産機種を絞っておきたいという考えと、女性用の小さい機械でも十分な精度が出るようになったというのと2つの理由があるかもしれません。

サッピエロさんと同じような考えを持つ人は多いようで、シャリオシリーズは現在のアンティーク時計マーケットでもそれほど珍重はされていないです。
1世代前の大きな手巻き式機械のクラウンとかクロノスあたりだと急にお値段が上がりますね。

分解清掃

時計の分解清掃を自分でしてみたいと頑張っている64歳です。
自動巻きや日付付きは難しいので今のところ手巻き専門です。
テンプの分解要領をもう少し教えて貰えたらものすごく嬉しいです。

Re: 分解清掃

shiraiさん、初めまして。

私がテンプを分解するときはまずヒゲ持ちの部分をマイナスドライバーで90度ずらして固定を解除します。(マイナスドライバーが掛かるように溝があります)
それからひげゼンマイを固定しているネジを緩めて押し出してあげるとポロッと取れます。
ひげゼンマイの固定ネジはあんまり緩めると外れてしまいます。外すと再び元の位置にねじ込むのはちょっと大変ですから、気を付けてください。
ネットを見ているとテンプの分解をしないのに、お金を取っている人もいるようですが、ちゃんと天心部分の洗浄、ひげゼンマイの汚れ取りをするなら分解は必須だと思います。
私も最初は失敗が多かったですが、好きならきっとうまくいきますよ。

分解清掃2

テンプを分解されるときはテンプを作業台に置いてドライバーでヒゲ持ちの固定を解除したりしておられるのですか?
それとも何かテンプを支える専門的な道具を使われているのですか?
テンプをピンセットで固定してヒゲゼンマイをさわりヒゲゼンマイがゆがんで使い物にならなくなったことがあったもので…。

Re: 分解清掃2

shiraiさん、こんにちは。

テンプを分解するのに特別な工具は使いません。ドライバーがあれば大丈夫です。
よくよく考えてみたら、テンプの分解について詳細を書いたブログはあまりありませんね。
今度記録して私のブログに出しますから、少し時間をください。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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