FC2ブログ

シチズン leopard(レオパール) Cal.77の分解修理

130501-5.jpg
シチズンの1970年代までの準高級品だった(と自分では思っていますが)Leopard(レオパール)をインターネットオークションで仕入れました。
落札価格は1200円。ジャンク品、一応動いていますと言うふれこみだったのですが、いざチェックしてみるとそれなりに調子良さそう。
何となく気乗りしなくて別のものを物色しました。

130501-6.jpg
という事で、今回分解修理する時計はこちらのモノ。やはりネットオークションで仕入れましたが、これは「動きません。ジャンク扱いで」と言うフレーズ付き。
実際私以外の誰も入札しなくて1000円で落札できました。

70年代はこんなグラデーションの文字盤の時計も流行ったのですよ。

130501-7.jpg
それではひっくり返してみます。
前オーナーの残していった痕跡が汚ねーでやんの。

130501-8.jpg
裏蓋を開けるとこんな感じ。
矢印で示すように汗が浸入して錆が出来ていました。

130501-18.jpg
その裏ブタはこんな感じ。ゴムパッキンが完全に硬化して割れてしまいました。
全く用を成していなかったのです。

130501-9.jpg
それでは分解するためにまず自動巻きのローターを外します。
そのためにはこんな特殊工具が必要です。

130501-10.jpg
ローターを外すとこんな感じ。

130501-11.jpg
機械を取り出しました。

130501-12.jpg
まずは針を外して文字盤を取り外します。

130501-13.jpg
カレンダー周りも外します。

130501-14.jpg
それでは裏返して、まずテンプを外します。

130501-15.jpg
テンプとアンクルを外したところです。

130501-16.jpg
テンプはこのようにきちんとばらしておきます。

130501-17.jpg
写真では分かりにくいですが、実際のところルーペで覗くとおびただしい量のスラッジが付着していました。
日本製の機械式時計はそのくらいメンテンスしなくても動き続けることが出来たのです。

130501-19.jpg
洗浄が終わった状態です。

130501-20.jpg
それでは組み立てましょう。
まずテンプの軸受け(矢印の部分)を組み立てます。

130501-21.jpg
ひっくり返してこの状態からはじめます。

130501-22.jpg
輪列とゼンマイを組んで地板を組みつけます。

130501-23.jpg
出来上がりの状態です。この状態で竜頭を廻してみます。抵抗無く、サラッと回れば良いと思います。
逆にこの時点で引っかかりを感じるのならまだ部品が汚れが完全に落ちきっていないのだと思います。

130501-24.jpg
アンクルを組み付けます。

130501-25.jpg
組み直したテンプを組み付けます。

130501-26.jpg
自動巻き機構の部分もこのように組んでいきます。

130501-27.jpg
カレンダー周りの組みつけに入ります。

130501-28.jpg
このシチズンレオパールシリーズのカレンダーの日送り機構はちょっと面白くて、12時方向を上にしてリュウズをプッシュすると日付が、6時方向を上にしてリュウズをプッシュすると曜日が変わります。
赤で囲ったところの部品がそれに関わっていると思うのですが、このように「油をさすな」と注意喚起してくれています。

130501-29.jpg
そんな薀蓄をたれた後に文字盤の組み付けへ。

130501-31.jpg
ケースに収めてローターを組み付けます。

130501-30.jpg
無事出来上がりました。

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

こんにちは。
23日から同じ会社に再就職?しました。
入社した頃の記録計の用紙送り機構は、時計式でよく分解整備をしたものです。現在はメモリー記録で便利になりました。

Re: タイトルなし

けんちゃんさん、おはようございます。

何であれ昔のものは当時の物価を基本にするとどれも高価であった代わりに長く使えるように作ってありましたよね。古い時計も洗濯機で洗ったり、コンクリートにぶっつけたりしない限りはなかなか壊れません。

何はともあれ再就職おめでとうございます。
ひょっとしたらフェリーの旅行には行き難くなったのではないでしょうか?

こんばんは。うちの父親か伯父が同じようなグラデーションの時計を持っていたような気がします。私が子供の頃なので時期的には合致しそうです。今と違って随分重厚な感じですね。

No title

こんにちは。

今から、35年以上前のセイコー5 アクタスを大事に保管しています。
表面がカットガラスで、本当にかっこよくて、当時の定価で12,000円ぐらい(小遣い1年分)でしたので、買ってもらったときは嬉しかったですね。

自動巻ですが、今でも普通に動きます。

当時の憧れは、この腕時計とラジカセですね。

Re: タイトルなし

あきらさん、こんにちは。

このグリーンのグラデーションに金色のバーインデックスのデザインの時計は1970年代の機械式時計なら、メーカーを問わず商品ラインアップにあったようです。
きっと流行りの色調だったのだと思います。
確かに重厚ですよね、カラーグラデーションの文字盤の時計はちょっと前までは殆ど価値が無かったのに、今はそれなりの値段で取引されているようです。

Re: No title

ゆうなぎさん、こんにちは。

ファイブアクタスと言うことはカレンダーの曜日が竜頭をプッシュして変更するタイプをお持ちなのでしょうか?
記事にはしていませんが、修理して使ってみたことはありますが、何の特徴もない朴訥とした機械なのにやたらと高精度でした。
日本製の時計は高価でない製品でも高精度、高価な製品ならさらに高精度でした。
機械のデザインはスイスの時計の方が美しく見えますが、機能は国産品の方が圧倒している気がします。

No title

こんにちは。

早速、確かめるとカレンダーの曜日が竜頭をプッシュすると日本語、英語に変わるタイプでした。
もう、28年使っていないし、英語表示にしていたので忘れていました。

小学生の頃、遠足で明石市立天文科学館へ行くことがあり、案内のしおりにファイブアクタスが載っていたことがありました。日本標準時にある天文科学館の大時計はセイコー製でしたので、広告が出ていたものと思います。


テレビドラマに出てくる、さんふらわあを見ていつかは乗ってみたい思っていた頃です。


Re: No title

ゆうなぎさん、こんにちは。

セイコーアクタスは当時は面白がって竜頭をプッシュして日送りをする人が居たりしたから、その機構が故障することがあったようです。ゆうなぎさんがお持ちの個体は今から使い続けても2,30年くらいは平気でいけると思いますよ。

ゆうなぎさんの小学校の遠足の話を読んだらこちらの記事で書いた記憶がよみがえってしまいました。
http://meduboat.blog102.fc2.com/blog-entry-2.html
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
最新記事
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR