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平成24年11月 愛媛に出張 オレンジフェリー乗船記 後編

この記事はこちらからの続きです。

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おれんじ8を降りるときの写真です。

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車両甲板に降りてみると私以外にも滞船車両が居ました。

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とりあえず、港に車を停めます。
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早朝の東予港におれんじ8が着岸しているのはやはり違和感があるなぁ。

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行き先表示板は今まで通りです。いつもいつも思うけど、神戸があるのは何でかな?
旅客を扱わないで大阪南港から神戸までコンテナを積みに行っている日があるのは知っているけど、何か法規上の理由があるのかな??

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ついでに建物の中も見てみよう。

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切符売り場は閉まっていますね。やはり昨日のうちに復路の切符を買っておいて良かったかも知れない。

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石鎚食堂も当たり前のように営業していません。
でも良かった健在のようだな。
昼便が休止されると共に閉店になるかと心配していたよ。

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それでは本来の仕事は午後からなので、今から少し遊ぼう。
行く先は市之川と言うところです。(市之川6520に行くのではありません、このブログの展開上ナビ表示が欲しかったから出してみただけです)

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国道11号線から加茂川の東側の細い道路を山の方へ登っていきます。

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比較的広いところでこんな具合だったから、軽自動車で来て良かったよ。

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1度来た事があるけど、本当にこんなところで良かったのかな。
途中ガレている所もあって多少心配になりました。

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途中、松山道を跨いでいきましたが・・・

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この道はナビには登録されていなかったようで、トチ狂って高速道路上にいるかのような表示になってしまいました。

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ひたすら上っていく事暫し・・

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着いた着いた、市之川公民館(市之川小学校、中学校跡)だ。

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ここは元鉱山なんですよ。
写真で分かるとおり、アンチモンの原料となった輝安鉱が採れた鉱山跡です。

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それでは千荷坑口に行ってみましょう!

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行ってみましょう!なんて言っているけど、1度行った事が無いとここを進むのは結構勇気がいるぞ。
この日は一応出張だし、ネクタイを締めて革靴を履いているし・・

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ほんの数分歩けばこんなところに出てきます。
私は鉱石ヲタでは無いし、地質学は全く疎いのでうまく説明できませんが、まさにこの写真の場所で日本の中央構造線が南北にぶつかり合っているところなのだとか。

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これが坑口です。封鎖されているけど。
アンチモンはそれ自体は硬度はあるけど非常にもろい鉱石だそうです。したがってそれ単体ではあまり利用価値はありませんが、その他の金属と混ぜることによって非常に丈夫になる特性があるそう。
この鉱山は江戸時代から採掘はされていました。最全盛期は明治から昭和初期にかけての日露戦争、第1次世界大戦の時期、砲弾の材料として非常に利用価値が高かったようです。
しかし鉱山の宿命と言うべきか、鉱山からの産出が続けば坑口から鉱脈までの距離が長くなります。次第にコストがかさみ、やがて外国産のアンチモンと比較して価格的なメリットが無くなって来ると昭和32年には閉山となったようです。

これが金山跡だったりすれば観光地化される可能性もあるかもしれないけど、アンチモンではあまりにも地味ですね。しかしこのアンチモン、実はレアメタルの1種です。
何でレアメタルの話までするのかと言うと、実はこの南北に走る中央構造線の西側の方、松山市郊外の高縄山と言う山で非常にレアメタル、レアアースの含有量の多い地層が平成23年に発見されました。
埋蔵量が多ければ資源化も検討されているようで、日本は意外に資源が豊富なのです。

フェリーの乗船記なのにレアメタルの話やら埋蔵資源の話までしてしまうのはいささか恐縮ですが、近年のロシアの調査では日本領海には3京3200兆円分の天然ガスが埋蔵されている可能性があるという結果が出されています。下手すると日本一人勝ち状態になるのかもしれません。
私が毎年お風呂に入りに行く北海道の川湯温泉のお湯にもレアメタルが含まれているのが分かっているし、ひょっとして思わぬところから原油がドカンと出てきて燃料高止まり状態を一気に解決するなんて状況を夢想したりします。
しかし、何でロシアが日本近海の埋蔵資源の調査をするのだろうか??

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そんなことを考えながらその辺に転がっている石を見てみると結構キラキラとして奇麗なのです。
その辺一帯に転がっているから鉱石と言うわけでもないのでしょうけど。

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よくよく見ると誰かが石を割った後が見られます。
多分鉱石マニアの仕業だと思います。
今でも掘れば輝安鉱は出てくるし、ためしに石を割って見ても輝安鉱が入っている事があるそうな。
ついでながら、この地は水晶なども一緒に掘り出されていたそうです。

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こうやってよくよく周りを見ると古い時代の石垣がいたるところにあります。
鉱山の景気が良いときはこの狭い谷沿いに約2000軒の家々が立ち並び、映画館もあれば芸者さんもいたのだとか。
この地域を白目千軒(白目とはアンチモンのこと)、神戸よりも賑やかと評されたとのこと。

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水も奇麗だ、手を浸すと冷たくて気持ちが良いよと言いたいところですが、アンチモン(Sb)は硫黄と一緒に地中に存在しており、このエリアの地層からは砒素も検出されるとか。
鉱山がある(あった)ことが分かっているなら生水は不用意に飲んじゃダメなのよね。

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ひとしきり薀蓄をたれた後は西条陣屋跡へ。

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訪れたいのはここ。

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西条市立博物館です。

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ここに行くと輝安鉱の大きな結晶を見ることが出来ます。
写真のもので30から40センチくらいあります。
輝安鉱がこんなに大きな美しい結晶として掘り出されたのが市ノ川鉱山の特長らしくて、明治時代まだ手掘りの頃に掘り出された結晶は観賞用として海外に流出して行ったそうです。
その中でもひときわ美しい結晶が大英博物館に展示されているとか。
海外の鉱物マニアだとMatsuyamaとかShikokuは知らなくてもIchinokawaは知っているぞ!と言う人も居るようです。
そんなふうに言うとこの鉱石も奇麗に見えてきませんか??

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そしていつものように加豆の豆腐を買いに行きました。

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今年はこれで最後です。来年もよろしくお願いしますと挨拶をしておきました。

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その後は新居浜市内に向かって友人と落ち合いました。その友人と共に今治市内のJAいまばりの直営店へ。

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今治市のゆるキャラのバリィくんが居ました。

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果物もたくさんあるね。

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あるある・・・

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ここに来たのはお土産に小原ハムを買っておこうと思ったから。
生産量も多くないためか、あまり他では見当たらないのね。

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その後は何度か訪れたことのあるタオル美術館へ。
写真に写りこんでいるおっさんが今回落ち合った友人です。
嫁さんを置いてきて友人と会うなんていうと、すわ浮気か?と怪しく感じますが、こんなもんです。

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食事はタオル美術館内のレストランで摂る事にしました。
本当はJAいまばりで買い物をしたら、オレンジフェリーの東予港内にある石鎚食堂で(トラックドライバーさんに混ざって)ランチをしようかと思ったのですが、ここのレストランはウィークディだけはお値打ちなランチメニューがあるのです。

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私はスパゲッティランチを・・

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友人はエビフライランチを食べました。

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ちょっとしたデザートとフォーションの紅茶かコーヒーが付いてそれぞれ1000円と1200円でした。
友人の分は奢ってあげましたよ。
一回りくらい年上のこの友人にそこまでするのは実は私が同性愛者…では無くて、彼が身寄りが無い方だからです。
体にハンディがあるのですが、頑張って一人で生活しています。
彼の尊敬すべきところは知り合って10年間、1度も誰かの悪口を言っているところを聞いた事がありません。
そういうところは見習いたいな。

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食事が終わったから、新居浜市内に戻ろう。
写真は松山道を通過中の写真。意外に紅葉が奇麗でした。

友人を送った後に以前の職場に行って、暫し仕事をした後開放されたのは午後3時40分頃。
予定よりも早く終わったぞ。

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僅か10分程度で新居浜東港到着です。

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車両レーンに入ろうと思うのですが、どこに入ったら良いか分からないな。
切符売り場に行って聞いてみたら、売り場のおじさんも乗用車がどこのレーンに入って良いか分からないようで、無線で連絡を取り合っているようでした。
・・・結果、空いてるレーンに入ってくれと・・・新居浜東港から乗用車込みの乗船はめったに無いのでしょう。

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ついでにちょっと2階の一般旅客待合室に行ってみたのですが、ご覧の有様でした。
今後ここが再び使われることは早々無いのでしょうね。

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建物から出てくるときにとりあえず1枚。

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乗り込んだら待ち時間も殆ど無く乗船開始となりました。

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トラックの群れと一緒に乗船です!

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車両を停めたのは3Fでした。

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それでは客室のある4Fへ向かいましょう。

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おれんじホープの公室の写真はしょっちゅうこのブログに登場しているからパス。

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切符の番号はその他のトラックドラさんたちと一緒の2等寝台10番になっていたのですが、実際に案内されたのは5番でした。私の体からヲタ臭が漂っていたのでしょう。

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いつもの2等寝台(個室)ですが、やはりベッドの幅もおれんじ7や8よりも広いのではないでしょうか?

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ベッドメークをしたら風呂に入りましょうかね。
写真は私の弟が沖縄に旅行に行ったときに買ってきたお土産のTシャツです。
デザインが楽しすぎて寝巻き代わりにしか使えません。

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その前に外の写真を撮っておこうと思ったのですが、夕方前から振り出した雨がちょっと酷くてこれが精一杯。
備え付けのスリッパだとすべるのです。

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大浴場は誰か使用中だったので、写真はこれが精一杯。

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いやいや気持ちよかった。おれんじホープの上り便はかようにトラックドラさんたちもそれなりの人数が乗船しています。

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平成24年10月からのダイヤ変更に伴い、レストランの営業時間もこのように変更されました。
午後4時30分出航なのにその1時間前からレストランは営業しているのです。
アラカルトメニューも次々に売れているようで、入浴中は気もそぞろでした。

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幸い窓際の2人用テーブルが空いていました。窓も開けて暫し景色を楽しみましょう。

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メニューは大きな変更は無いよう。
オレンジ定食は健在のようです。おれんじ7と8のそれはひょっとしたら消滅したのではないでしょうか?

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かつて東予港発おれんじ7の昼便にあった運転手弁当はおれんじホープに引っ越して来ていました。
弁当箱持参の方には味噌汁サービスだそうだ。

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トラックドラさんたちが楽しそうに食事をしているさなか、せっせと不可解な写真を撮り続けるヲタの本日のディナープレートはこんな感じ。

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エビの入ったサラダ300円。

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大きな豆腐と牛肉少々のおかず300円。
これにご飯と味噌汁で計850円。
これなら400円のおかず1品と300円のおかず1品にご飯と味噌汁のオレンジ定食750円の方が得だったんでは?となるのですが、400円のおかずが前回のオレンジ7乗船の時(詳細はこちらをクリック)に食べた子持ちカレイだったので、こちらにしました。

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もちろんこれも忘れてないですよ。

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そんなこんなで食事を摂っている間に船は静かに出港しました。
基本的にトラックドラさんばかりの航路だからおれんじ7や8のような一般旅客向けの船内放送は殆どありません。

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食事を食べ終わる頃には雨も上がったようです。

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外に出てみよう。

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今日はなかなか風が強いようだ。

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しかし、本当に船旅は一日として同じ景色のことはないんだなぁ。また来るぞ。

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船内に戻ったらテレビのある座席のところに行きまして・・

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今日買ったイチジクを食べました。
これだけ入って200円。

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ほんのりと甘酸っぱくて美味しゅうございました。
・・・と言う事で本日午後11時30分には神戸に着いてしまうから、午後6時過ぎには就寝です。




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・・・そしてこの時間には起床。外に出てみると・・・

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私のやすいデジカメでは全く伝わらないですが、神戸の奇麗な町並みが広がっていました。

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部屋は出来る限り奇麗に整頓しておこう。

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車両甲板解放の知らせがあるまではレストランのところで待機です。

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うぎゃぁ!下船だぁ!!

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車両甲板に降りてみるとこんな珍しい車両がありました。

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トヨタブリザード(初代)です。
ナンバーが付いていませんでしたが、オークションで落札された車両のようです。
私以外にもこんな車を好む物好きがいるのですね。

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あぁ、今から浜松まで帰るのか。正直言って憂鬱だ。

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阪神高速に乗り込み・・

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往路と同じ道筋で浜松に帰り着いたのは午前3時過ぎ。
2時間ほど仮眠したらこの日の仕事は通常通り出勤しました。
いつか今度は久し振りにおれんじホープは新居浜東港からの往復乗船にするぞ!!
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コメント

非公開コメント

No title

大阪に住んでいるのに未だホープは乗ったことないです。

いつでも乗れると思っていると。。。。

春の昼便は乗ろうと思っています。

Re: No title

こうじさん、こんにちは。
つい先日もホープに乗船しました。
どうせ乗るなら下り便が良いと思います。ホープの朝食は健在でしたよ。

No title

こんにちは。

市之川鉱山については、全く知りませんでした。
大変、参考になります。住友とは、全く関係ないようですね。

新居浜東港ですが、トラック需要が多いのでしょうか。
オレンジフェリーが、神戸~新居浜を残しているのは、一定の需要があるからなのか、
それとも新居浜市との協定でもあるのかと思いました。
やはり、東予港のほうが利便性がよさそうに見えるのですが。

Re: No title

ゆうなぎさん、おはようございます。
仰るとおり市之川鉱山は住友とは関係なかったようです。愛媛の鉱山というと別子銅山が最も有名ですが、小規模な鉱山は結構あったようですよ。
前の職場に鉱物マニアの方が居られて、講釈を受けました。

市之川鉱山稼動時には西条駅まで馬を動力としたトロッコがあったと言っていましたが、馬車軌道を牽くにはやや勾配が急だった印象なので、実際本当に存在したのかは分かりません。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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