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セイコーロードマチック Cal.5606 初期型の分解修理

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セイコーロードマチックです。ジャンク品として4個セットで4000円くらいで買いました。
ロードマチックのジャンク品はたくさんあるのですが、あえてまた買ったのは1つだけこの時計があったから。
6時方向に曜日の窓があって、ロードマチックのペットマークが「LM」でなく「LORDMATIC」とあるのは初期型であることを示しています。(きっと誰もそこまで気にしないでしょうけど)

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裏側を見るとこんな感じ。
OPEN THRU GLASS・・と書いてあります。要するに裏からは機械が取り出せないのです。

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こんな工具が必要です。
インターネットオークションでも時々出品されています。

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まずはべゼルを外して・・・

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このようにセッティングして、工具を回すと・・

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こんな感じで外れます。
文字盤についている粒々はガラスを外した時点で飛び散った汚れです。汚いのなんの。

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矢印の部分のツメを押すと竜頭が取れます。

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ピンボケで申し訳ない。針を外した状態です。

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文字盤を外すとこのようにカレンダーが出てきます。

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リングを外すと曜日のディスクが外れます。写真は省略しますが、その後3箇所のねじを外せば日付のディスクも外せます。

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テンプも外して・・・

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このように分解します。軸受けの石(ピンク色の部品)も本当は2つに外せますが、この時点では油がネマッていてくっついたままです。

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ベンジンで洗浄した後の写真です。これから組み立てに入ります。

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光が反射して分かりにくいですが、矢印のようにテンプ受けの石を組んでおきます。

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それでは組み立てに入ります。Cal.56シリーズは機械を薄くするためにちょっと変わった構造をしていると思います。修理しやすい時計として市井の時計屋さんには人気があったようですが、私は苦手なのです。

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自動巻きの巻き上げクラッチもろとも一気に組み付けです。この行程が苦手なのです。
念入りに洗浄してしつこくこすってみても写真のように全体に油が回ったような汚れがあります。多分1度も分解修理を受けることなく現役を退いたのだと思います。

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角穴車を取り付けて、この時点で竜頭を回して試運転してみます。サラッと回るから大丈夫かな?
そうだ、お前は再びよみがえって時を刻むのだ(喜)。

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アンクルを取り付け・・

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テンプもこのように組みなおし・・

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テンプを取り付けたらとりあえず時計としての機能部分はほぼ完成。

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それからカレンダー部分の組みつけに入ります。

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まずは日付のディスクを組み付けて3本のネジで固定します。

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曜日のディスクを組み付けてスナップリングを止めれば完成。

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文字盤を取り付けますが、このとき12時周辺でカレンダーが変わるように調整しておきます。

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針の取り付けです。ピンボケだった。

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自動巻きのローターを組むところの写真を忘れてしまったけど、ちゃんと事前にそれをやってからケースに収めます。

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ガラスを取り付け、べゼルを圧入すれば出来上がり。

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ロードマチックの中でもかなり初期型に近いものだから古風な出で立ちですが、なかなか見栄え良く仕上がりました。
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コメント

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奇麗!

中身は奇麗ですよね!奇麗に見えます。

それにしても、懐かしいバンドです。父の腕時計にこのバンドがついており借りると
うぶ毛がはさまっていたいのでした。笑。

Re: 奇麗!

サッピエロさん、こんにちは。

この時計は実物を見ると結構汚れていました。
機械自体のデザインは日本製の機械は朴訥とした、無骨な印象のものが多いです。
スイス製のものは見た目が非常に繊細に見えるものが多い印象です。
スイス製の方が見た目の高級感にこだわっているような気がしますが、実用となると日本製のものの方が少々メンテナンスを怠っていようが故障するギリギリまでちゃんとした精度を出せるような・・この辺は全くの私見ですけど。

蛇腹式のバンドは確かにおっしゃる通り、腕の周りの毛が挟まったりしてチクチクするものがありましたね。思わず笑ってしまいました。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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