平成23年10月東海汽船乗船記 後編
この記事はこちらからの続きです。

これは八丈島出航直後の写真。

防波堤を越える頃に気付いたのですが・・・

さるびあ丸の右舷前方側に船が入港準備をしているようでした。


さるびあ丸をやり過ごして底土港に入港しました。ゆり丸ですね。

おおっ!嬉しい!!進行方向は晴れているようです。

みるみるうちに晴れてきています。日頃の行いもそんなに良いほうではないはずだけど、思いがけないご褒美だ。

乗り船ヲタ(写真は上手じゃないし、もっぱら乗船を趣味の根幹とするヲタという意味です。私の造語です。)もかれこれ9年近くになるけど、いろいろ観察ポイントも変わってきます。海は黒に近い深い群青色をしていました。
ちなみにこの旅行に出る直前ネット上のIMOCの波浪予報図をチェックしていました。ちょうど私が八丈島から出航する頃は周辺は波高2メートル以上。それなりに荒れるようでした。
この船の私が居る特等C室はやや前方よりにあるから多少船酔いに苦しむ心配がありましたが、それでも幸い風向きが南東から(すなわち追い風状態)だったのでそれほどは不快な揺れはありませんでした。
これと同様な経験をしたのがこちらの記事にあります。
ベッドに横になってウダウダしているうちに早朝起床と慣れない飛行機での移動のせいか、ウトウトしてきてしまい気が付くと正午を過ぎた頃。
たまに軽く突き上げるような動揺があって、前方の窓から海水に叩かれてバシャッと音がしていたから多少は揺れたんでしょうけど、全く船酔いの心配はしなくて良さそうです。


御蔵島が近付いてきました。

ろくに防波堤も無い港だ。
汽笛を2回、ブゥーッブゥーッ!!と鳴らして入港します。


ゴゴゴゴゴ・・わなわなわな・・・・と船体を振るわせながら回頭します。

桟橋が濡れているのに車で入ってきたら足回りが傷むと思うのですが・・・


波が少々ドスン、ドスンと船体を叩きましたが無事着岸しました。

コンテナの積み下ろしをちょっと見て出入り口に下りてみるともう出航のため閉めていました。そうか、着岸時間は僅か10分だった。

御蔵島を出航した13時過ぎにレストラン営業が始まります。
事前に食券を買うのですが、券売機が取り扱い中止のままです。レストラン内に入って声を掛けたら大柄な兄ちゃんが出てきて「食券は?」と。
取り扱い中止のままだよと伝えると黙って券売機を鍵で開けて「営業中」に変えていました。
「すみません」の一言も無いのがなかなかイカス!!何か良く分からないけど、不快な気持ちになら無かったです。

中は意外に小奇麗な感じ。

食券を渡してテーブルに座りました。なんだか良く分からない図柄のポスターが透明なテーブルクロスの下にひいてあります。このレストランにはオーナーシェフなんていないのですが、ひょっとしたら先ほどの兄ちゃんの趣味だろうか??

注文したのはスタミナ丼900円。レトルトのパックを温めたものだと思います。
生姜と刻み海苔、カイワレ大根で多少のアレンジを加えています。 美味しゅうございました。



そして御蔵島出航後の図。すっかり快晴になってしまいました。
10月も半ば、出発前の浜松市の最高気温が25度だったのに、この日は関東地方まで夏日となったようです。船外は29度くらいでした。
ちなみにどのくらい揺れていたかというと・・・

この写真よりもう少し下まで水平線が下がり・・・・

この写真よりもう少し上まで水平線が上がっていました。
基本的に追い風状態だから快適でした。その他にも何人か乗客はいましたが、酔っている人はいなかったと思います。

そうこうしているうちに三宅島が近付いてきました。

また汽笛を二回鳴らして入港します。

入港シーンです。


ズズズズズズ・・・・ドドドドドド・・・と地響きのような音と共に船体を震わせています。なかなかダイナミックで迫力があるのです。

三宅島で乗船を待つ人々です。
今回の旅行で船を予約するとき東海汽船の予約センターの女性から二等和室は満室だといわれました。八丈島からの乗客は10人程度。御蔵島からは何人も乗船しなかったのですが、三宅島からの乗客が多かったのですね。

この乗客の皆さんはイオンの職員さんたちだろうか?研修でもあったのだろうか??

こちらは平成23年3月以降に作ったものだろうか?

私にとってはちょっとしたサプライズでしたが、紙テープ投げをしていました。



これはなかなか良い。たまたま見ることが出来たけど、ついてると思いました。

三宅島を後にして・・・

午後3時頃が一番することが無くて部屋でビールを飲みました。
気分がよくなってうつらうつらして・・・

ふと気がつくと部屋の中に西日が差し込んできます。

これは船主側の窓から覗いた写真。

テラスに出て撮った写真。船体がオレンジ色に照らされています。

遠くには富士山を見ることが出来ました。浦賀水道付近を航行中のようです。

デッキに出て・・・

夕日を見ると・・


みるみるうちに沈んでいくのです。

ここまで来たらもう大揺れすることも無いだろう。
さるびあ丸に乗って本当によかった!!

あたりはすっかり暗くなりまして・・・レストラン営業も始まりましたが、船内をうろうろする以外はほとんど動いていないのであまり腹が減りません。

自動販売機を見ていたら無性にカップラーメンを食べたくなったので部屋で食べました。
カップラーメンを食べたのは多分1年以上ぶりです。何か良く分からないけど、船の中で食べると特別美味しい!・・・様な気がしました。

いよいよ東京竹芝桟橋が近付いてきました。






・・・と橋をくぐり・・・

回頭中に船首側窓から撮った写真です。
この写真を撮ってから船室を後にしました。うー、いよいよ下船だと思うとホッとするけど(快適だったから)名残惜しい!!
ちなみに八丈島からの復路便で特等室利用者は私以外にも2人ほどいたようです。どちらも1人ずつの利用。貸し切り料金をとらないから意外にこういった利用客もいるのかもしれませんね。


竹芝桟橋から写真を撮ります。

そしてとぼとぼ歩いて浜松町駅へ。

品川駅で新幹線に乗り換えて無事午後10時45分頃浜松に到着しました。
社宅に戻りついたのは午後11時頃。家族をほたらかして散々遊びほうけてきたから玄関を開けるとき気まずかったのですが、寝静まっていました。
最初にこの旅行を計画したとき、船の着岸が遅れて万一最終の新幹線に間に合わなかったらどうしよう??とか悩んだのですが、とても良い体験になったと思います。
今度は機会があったら神津島航路の貨客船に乗ろうかなぁ?
今回のような日程で調布空港から神津島に行く飛行機に乗れば無理ではないし、飛行機もドルニエとか言う第二次世界大戦時にドイツで爆撃機を作っていたメーカーの飛行機だし・・
この1連の記事に長々と付き合ってくれた皆さん読んでいただいてありがとうございました。

これは八丈島出航直後の写真。

防波堤を越える頃に気付いたのですが・・・

さるびあ丸の右舷前方側に船が入港準備をしているようでした。


さるびあ丸をやり過ごして底土港に入港しました。ゆり丸ですね。

おおっ!嬉しい!!進行方向は晴れているようです。

みるみるうちに晴れてきています。日頃の行いもそんなに良いほうではないはずだけど、思いがけないご褒美だ。

乗り船ヲタ(写真は上手じゃないし、もっぱら乗船を趣味の根幹とするヲタという意味です。私の造語です。)もかれこれ9年近くになるけど、いろいろ観察ポイントも変わってきます。海は黒に近い深い群青色をしていました。
ちなみにこの旅行に出る直前ネット上のIMOCの波浪予報図をチェックしていました。ちょうど私が八丈島から出航する頃は周辺は波高2メートル以上。それなりに荒れるようでした。
この船の私が居る特等C室はやや前方よりにあるから多少船酔いに苦しむ心配がありましたが、それでも幸い風向きが南東から(すなわち追い風状態)だったのでそれほどは不快な揺れはありませんでした。
これと同様な経験をしたのがこちらの記事にあります。
ベッドに横になってウダウダしているうちに早朝起床と慣れない飛行機での移動のせいか、ウトウトしてきてしまい気が付くと正午を過ぎた頃。
たまに軽く突き上げるような動揺があって、前方の窓から海水に叩かれてバシャッと音がしていたから多少は揺れたんでしょうけど、全く船酔いの心配はしなくて良さそうです。


御蔵島が近付いてきました。

ろくに防波堤も無い港だ。
汽笛を2回、ブゥーッブゥーッ!!と鳴らして入港します。


ゴゴゴゴゴ・・わなわなわな・・・・と船体を振るわせながら回頭します。

桟橋が濡れているのに車で入ってきたら足回りが傷むと思うのですが・・・


波が少々ドスン、ドスンと船体を叩きましたが無事着岸しました。

コンテナの積み下ろしをちょっと見て出入り口に下りてみるともう出航のため閉めていました。そうか、着岸時間は僅か10分だった。

御蔵島を出航した13時過ぎにレストラン営業が始まります。
事前に食券を買うのですが、券売機が取り扱い中止のままです。レストラン内に入って声を掛けたら大柄な兄ちゃんが出てきて「食券は?」と。
取り扱い中止のままだよと伝えると黙って券売機を鍵で開けて「営業中」に変えていました。
「すみません」の一言も無いのがなかなかイカス!!何か良く分からないけど、不快な気持ちになら無かったです。

中は意外に小奇麗な感じ。

食券を渡してテーブルに座りました。なんだか良く分からない図柄のポスターが透明なテーブルクロスの下にひいてあります。このレストランにはオーナーシェフなんていないのですが、ひょっとしたら先ほどの兄ちゃんの趣味だろうか??

注文したのはスタミナ丼900円。レトルトのパックを温めたものだと思います。
生姜と刻み海苔、カイワレ大根で多少のアレンジを加えています。 美味しゅうございました。



そして御蔵島出航後の図。すっかり快晴になってしまいました。
10月も半ば、出発前の浜松市の最高気温が25度だったのに、この日は関東地方まで夏日となったようです。船外は29度くらいでした。
ちなみにどのくらい揺れていたかというと・・・

この写真よりもう少し下まで水平線が下がり・・・・

この写真よりもう少し上まで水平線が上がっていました。
基本的に追い風状態だから快適でした。その他にも何人か乗客はいましたが、酔っている人はいなかったと思います。

そうこうしているうちに三宅島が近付いてきました。

また汽笛を二回鳴らして入港します。

入港シーンです。


ズズズズズズ・・・・ドドドドドド・・・と地響きのような音と共に船体を震わせています。なかなかダイナミックで迫力があるのです。

三宅島で乗船を待つ人々です。
今回の旅行で船を予約するとき東海汽船の予約センターの女性から二等和室は満室だといわれました。八丈島からの乗客は10人程度。御蔵島からは何人も乗船しなかったのですが、三宅島からの乗客が多かったのですね。

この乗客の皆さんはイオンの職員さんたちだろうか?研修でもあったのだろうか??

こちらは平成23年3月以降に作ったものだろうか?

私にとってはちょっとしたサプライズでしたが、紙テープ投げをしていました。



これはなかなか良い。たまたま見ることが出来たけど、ついてると思いました。

三宅島を後にして・・・

午後3時頃が一番することが無くて部屋でビールを飲みました。
気分がよくなってうつらうつらして・・・

ふと気がつくと部屋の中に西日が差し込んできます。

これは船主側の窓から覗いた写真。

テラスに出て撮った写真。船体がオレンジ色に照らされています。

遠くには富士山を見ることが出来ました。浦賀水道付近を航行中のようです。

デッキに出て・・・

夕日を見ると・・


みるみるうちに沈んでいくのです。

ここまで来たらもう大揺れすることも無いだろう。
さるびあ丸に乗って本当によかった!!

あたりはすっかり暗くなりまして・・・レストラン営業も始まりましたが、船内をうろうろする以外はほとんど動いていないのであまり腹が減りません。

自動販売機を見ていたら無性にカップラーメンを食べたくなったので部屋で食べました。
カップラーメンを食べたのは多分1年以上ぶりです。何か良く分からないけど、船の中で食べると特別美味しい!・・・様な気がしました。

いよいよ東京竹芝桟橋が近付いてきました。






・・・と橋をくぐり・・・

回頭中に船首側窓から撮った写真です。
この写真を撮ってから船室を後にしました。うー、いよいよ下船だと思うとホッとするけど(快適だったから)名残惜しい!!
ちなみに八丈島からの復路便で特等室利用者は私以外にも2人ほどいたようです。どちらも1人ずつの利用。貸し切り料金をとらないから意外にこういった利用客もいるのかもしれませんね。


竹芝桟橋から写真を撮ります。

そしてとぼとぼ歩いて浜松町駅へ。

品川駅で新幹線に乗り換えて無事午後10時45分頃浜松に到着しました。
社宅に戻りついたのは午後11時頃。家族をほたらかして散々遊びほうけてきたから玄関を開けるとき気まずかったのですが、寝静まっていました。
最初にこの旅行を計画したとき、船の着岸が遅れて万一最終の新幹線に間に合わなかったらどうしよう??とか悩んだのですが、とても良い体験になったと思います。
今度は機会があったら神津島航路の貨客船に乗ろうかなぁ?
今回のような日程で調布空港から神津島に行く飛行機に乗れば無理ではないし、飛行機もドルニエとか言う第二次世界大戦時にドイツで爆撃機を作っていたメーカーの飛行機だし・・
この1連の記事に長々と付き合ってくれた皆さん読んでいただいてありがとうございました。
スポンサーサイト