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平成23年9月 福島県 Jヴィレッジ出張 前編

まず最初に平成23年3月11日の東北大震災の被害に遭われた方にお見舞い申し上げますと共に、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
この記事を書いている時点で既に半年以上経過してしまったのですが、大津波の映像は未だにまともに見ることが出来ないでいます。
もう随分前の話なのですが、大学生時代には私は漕艇部に所属していました。私が現役だった頃、他学の顔見知りの方が水難事故に遭われて亡くなりました。
そのためか荒れる海を見るだけでも未だに恐怖を感じるのです。

平成23年10月の時点で死者、行方不明者合わせて2万人弱。
東北地方太平洋沿岸に住んでいる多くの人たちが大変な思いをしているとき、たまたま被害に遭わなかった地域にいる私たちが何かしてやれることがあるはずと思っていました。
しかし今の今までずっとずっと自分の仕事を淡々とやっているだけで何の手助けをすることも無く・・・既に半年以上が経過しました。

震災が起こった当初、ようやく被災地にテレビカメラが入り始めた頃の写真で、私の子供とさして年齢の変わらなさそうな子供が支援物資配給所から小さな体いっぱいに支援物資を抱えて運んでいる姿には胸を打たれました。
津波で子供が行方不明になり「まだ6年しか育ててなかった・・・」と泣いているお母さんの姿は見るに耐えませんでした。
職場には何人か宮城県沿岸地域の復興支援に行った人たちもいます。同じ日本人として何か役に立たなくてはならないとずっと思い続けてきた8月、私の職場に被災地派遣の要請が来ました。
よし!と思って手を上げようとしたのですが、何と派遣先が福島第一原発免震重要棟。さすがに尻込みしました。
私と同じ世代の同僚たちは「とても無理だ」と首を横に振る人も居ました。
同じ時期たまたま知り合った報道関係者の方に伺ったら「男っ気の問題じゃない。小さい子供がいるなら行くな。」と言われました。
散々迷った挙句締切日当日に出向希望の意志を同僚に隠れてこっそりと窓口の方に伝えましたが・・・、人選からもれました。8月に私の職場からは2名免震重要棟に向かいました。
現在かの地では放射線による急性障害の危険性はほぼ無くなっており、あるとすれば20年後あたりから起こるかもしれないという慢性期障害。それをあまり心配しなくていいと思ったのだか60歳くらいの人が2名おのおの日を分けて行きました。

相変わらずの自分の腰抜け加減を嘆いていたら9月の派遣要請(出向希望者募集?)が来ました。
どうする?どうする?・・・悩んで、ある日の夕食のとき嫁さんに相談しました。
「実は職場に福島の被災地への出向希望者の募集が来ているらしい。誰か1人でもいいから行かないと職場としても示しがつかないらしい。危険な仕事じゃないらしいし、前泊が必要だけど行って来て良いかい?」
・・・良い顔はされなかったけど、しょうがないんじゃない?と許可をもらいました。
嫁さんに「希望者無しでも良いらしい」なんて言ったら普通に行くなといわれると思ったんですが、もしもこの国難のときに何もしないでいたらきっと後悔するかな・・と、微妙に嘘を織り交ぜてしまいました。




そんなことで福島出張の話の長い前振りは終わります。



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平成23年9月某日。職場の仕事を昼頃で切り上げ出撃することになりました。
仕事で直接関わる人には福島に行く旨を伝えましたが、基本的に内密にして欲しかったから特にお見送りなどはありません。
当たり前ですけど自転車で福島まで行ったのではなく、まず駅までこいつで向かいました。
元々社宅に住んでいた誰かが置いていったものをパンク修理と簡単な整備をして動くようにしたもの。たかだかパンクぐらいで自転車を捨てんなよと・・

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前泊地は福島県いわき市。列車に乗る時間も4時間くらいになるので新幹線は思い切ってグリーン車にしました。
・・・と言ってもぷらっとこだまプランで安くつくものを事前に買ったのですけどね。

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さすがに快適でした。

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普段だったらすぐに寝付いてしまうのですが、三島あたりまで頑張って起きて富士山の写真を撮りました。

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浜松から乗車したときはまだ何人か乗客がいたのですが、終点の東京駅を降りる頃には誰もいませんでした。

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ぷらっとこだまプランの切符だから東京駅で一旦改札をでなくてはなりません。
事前にインターネットオークションで入手したひたちの回数券の座席指定を受けて再び乗り込みました。

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京浜東北線に乗るのかな?と思っていたらたまたま山手線の列車が先に来たのでそれに乗り込み上野に移動。

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16時発のひたちに乗ります。

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上野駅では多少待ち時間があったので売店を見て回りましたが、まるでデパ地下の高級惣菜屋のような弁当屋があるのですね。

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長大な11両編成でしたが意外にお客さんは多くはありませんでした。

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おおー茨城かぁ・・と思いながら景色を眺めていましたが・・・

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まだ午後6時前なのにすっかり日が暮れました。浜松から東の方にいるから日没が早いのは当たり前と言えば当たり前ですが、東に来たんだなというのを再確認させられます。

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定刻午後6時過ぎにいわき駅到着。ここが福島第一原発での作業者の最前線基地となります。

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いわき駅前から撮った写真です。意外にも結構賑やかできわめて平常な感じでした。
ここから40キロくらい北に向かったところで事故があったのにこんなに冷静に日常生活を送ることが出来るというのが欧米人にとっては不思議な光景に見えるらしいのです。

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いわき駅から歩いて数分のところでホテル到着。
宿泊するホテルは東京電力が押さえてあるところを指定されて向かった次第です。
直前までルー○インいわき駅前と聞いていました。ルー○インなら大浴場がついているからそれでもいいかなと思っていましたら何故かこちらに変更されていました。

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何でこんな写真を撮っているのかというとエレベーターホールの前にとってつけたようにコインランドリーがあるのが面白かったからです。

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普通のシングルルームでした。
腹が減ったな・・・何か食べに出ようかと思いましたが、5時間弱の移動で疲れていたのと翌朝から仕事だと思うとあんまり夜の街に出歩こうと言う気にもならず、ホテル内の居酒屋の安い定食メニューを食べることにしました。

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これがこの日の夕食。日替わり定食880円です。
ちょっと硬いブタの生姜焼き2枚に(業務用)餃子2個、左のお皿の白いものはカチカチのイカ(スルメイカ?)でした。
こんな感じに書くとすごくハズレを引いたかのようですが、定食を選んだお客さんはセルフサービスで取ってよいビュッフェ形式のオカズがありました。

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それがこいつらです。生ビール500円は当然別ですが、ビーフシチューに大根と鶏肉の煮物・・・

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下の皿についだのは魚のコロッケのそぼろ餡かけでした。

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いつもの悪い癖で出先で腹いっぱい食ってしまいました。これはミョウガサラダ。ミョウガを刻んだものにかつお節が乗っているだけのものですが、オカズがやや味付けが濃かったためこれも食べると丁度良い感じでした。

良い気分になって部屋に帰って書類に目を通します。
渡された書類の最初の方に「きわめて検討時間の短い中、決断してくれたことに感謝申し上げたい」みたいなくだりがあり、スッゴク現実に引き戻される感じがしました。
もう寝よ寝よ。   ・・・・早めに寝たつもりでしたがどこからか部屋の中に蚊が入ってきて起こされました。
深夜に殺虫剤を持って来てくれたフロントの方、感謝申し上げます。

そして翌朝、いつものように午前5時過ぎに起き出してジョギングをしました。
生活のリズムを崩さないようにしていることだけはマリナーズのイチローみたいです。

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朝食営業は朝6時半から、ビュッフェ形式です。いわき駅前から東京電力がチャーターしたバスが午前7時に出発するから量は極めて少なめです。

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ご飯は急いでかき込んだのですが、最後のコーヒーが熱くて焦りました。

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午前7時前10分くらいにホテルを出ます。
さすがに人通りが少ないようでした。

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バスがいた!自分が緊張するのが分かりましたが、既に携帯電話の番号まで控えられています。腹をくくって乗り込むことにしました。

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行き先はJヴィレッジ。(その先の2Fと言うのは福島第二原発です)
それでは乗り込みます!!             続きはこちらをクリック
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プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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