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平成14年愛媛への旅立ち 関西汽船小倉航路

平成14年6月末、苦しい研究者もどきの生活に終止符を打ち、愛媛県新居浜市の事業所へ転勤することになりました。
この事業所の仕事はかなり大変だと聞いていたのですが、私にとっては職場を変われるということの方が先にたって、嬉しく感じました。当時関西汽船小倉航路の船(フェリーくるしま・はやとも2)はJR小倉駅のすぐ北側、国道199線から間近に見えるところに見えていました。
「ここの仕事が終わるとたぶん自分が愛媛に行くだろう。そのときにはこの船に乗るのかなー」と思いながら見ていました。

私事ながら、このときお付き合いしていた女性を連れて行きました。現在の嫁さんです。
野郎だといざ結婚となると別に後ろめたいものが無くっても変にクヨクヨするもの(だと自分は思っていますが)。
愛媛に転勤になるのは良いきっかけだと思って連れて行くことにしました。

出航当日、夜9時頃に船に乗り込んで2等寝台に荷物を置いたとき、嫁さんの携帯電話に着信がありました。友人たちが出航前ぎりぎりになって港に到着したというのです。そこでデッキに出てみると、3人ほど来てくれていました。後部デッキに出てみるとその3人が岸壁から一生懸命手を振っていました。
汽笛を一発鳴らしたような覚えもあります。定刻に出航、ゴオン、ゴオンとエンジン音が大きくなりゆっくりと岸から離れだしました。
安っぽいテレビドラマとかでもありがちな別れのセレモニーですな。
「さよならー!」「今までありがとうー!」「頑張ってねー!」とかその辺の言葉を嫁さんと友人は声掛け合っていましたが、そのうちお友達の一人が泣き出していました。

普段泣いたりする様には見えない顔見知りの御友人だったし、私も照れ隠しも有ってか思わず
「あっ!泣いていやがる!!」とのたまいました。



その後はもう「うるさい!」とか「だまれ!!」とかの応酬で周りの人も苦笑い。
我ながら最低な人間だと思った次第であります。

しかしその後、離れ行く北九州市の夜景と関門海峡を抜けるのを見ていたら新しい職場へのそこはかとない不安で頭の中が一杯だった記憶は今でもしっかりと残っています。
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プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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