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ローレックス cal.2135のゼンマイ交換

職場の会計課にいらっしゃる若くて奇麗なおぜうさん(お嬢さん)が時計を持ってきました。
ある日突然動かなくなったとの事です。

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ほほぅ、ローレックスじゃないですか!しかも金とステンレスのコンビ(本物だから金色の部分は18金)。
何でも時計屋さんに修理の見積もりを取ってもらったら分解修理だけで3万円からと言われたそうで。ちょっと考えさせてくれとそのまま帰ってきたそうです。

相手が気に入らない人だったらやんわり断るのですが、感じの良い子だったから「ちょっとやってみよう。ぶっ壊したらゴメンね。」と引き取りました。
そのときの相手の不安そうな顔といったらもう・・・(喜)


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改めてよく観察してみると、ちょっとキタねぇなぁ。
汗とホコリが黒く付いています。

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ベルトを外したらこんな具合。相当の汚れ具合です。
かわいいあの子のものだと思うと思わずお湯に溶いて飲んでしまおうかとこれを機会に奇麗にしておいてやろう。
ちなみに矢印の部分。黒いパッキンが飛び出しています。
前回修理を受け付けた人の仕業です。多分正しいサイズのパッキンが品切れで適当な奴を入れたのだと思います。
いい加減な仕事をしやがって・・・

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ローレックスのケースを開けるには専用の特殊工具が必要です。いつか使うだろうと中古品を買っておきました。最近は中国製の安価な工具もあるようですが、やはり工具だけはまともなものを買っておいたほうがいいと思います。

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中身はこんな感じ。

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このようにセットして・・・

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こんな具合に時計の針の進む方向とは反対方向に回せばケースを開けることが出来ます。

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思ったより中は奇麗かな・・・!?

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まずは自動巻きのユニットを外します。
ローレックスの自動巻きに関わる部品は2本のねじで固定されています。これを外せばユニットごと外れます。
この時点でじっくり中身を観察してみると・・・どうやら故障の原因はゼンマイ切れのようです。
全部分解しなくても済みそうです。

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ピンボケのへたくそな写真ですみません。香箱(ゼンマイを内蔵しているケース)を取り出します。
歯車の輪冽の部分は全く触らずに、2本のねじを外すだけでこのように取り出せます。

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後日この機械に使えるゼンマイを購入しました。送料込みで約5000円くらいもしました。今回は人様のものだからローレックス純正部品を使いましたが、もしも自分のものなら社外品を使うでしょう。
それであれば半額くらいで買うことが出来ます。

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香箱を開けてみるとこのようにぜんまいが切れて蓋側に付いてきていますね。

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ばらしてみるとこのようになります。
ソローと出さないとはじけて部品が飛んでいくことがあるから要注意です。

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新品のゼンマイを入れます。結構緊張する作業でした。
時計用のゼンマイの巻き上げ機なる工具もあります。ゼンマイを巻き上げた状態で香箱に入れ込むときに使う工具なのですが、結構高価です。
インターネットオークションで出品されるときもありますが、良い値段で落札されます。
時計師の方が買っているのではなくて、工具のコレクター(こういう趣味のジャンルもあるのです)が買っているのだと思います。あると非常に便利な工具だから、俺にも安めに落札させてくれぃ。

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ケースを閉じる前にきちんとオイルをさし、無事ゼンマイ交換終了。もちろん交換のときは香箱の中は奇麗に洗浄していますよ。
ちなみに写真にある安物のノギスで測ると香箱の大きさは約8ミリでした。

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香箱を元の場所に収めて・・・

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再び組んでいくのですが、せっかく外した部品は奇麗に洗浄して必要なところにオイルを差しておきます。

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この状態で試運転。ちょっとぜんまいを巻いただけで動き出しました。
まぁ部品代以外のお金は取るつもりないからこの辺にしといておこう。

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こいつは新品の時計のパッキン。やはりネット上で購入しました。現在地元の時計材料店に部品販売をお願いしても小売はしないの一点張りの店もあるから便利になったものです。

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ぎゅっと締めこんで出来上がり。

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後はブレスを奇麗にしておきます。私の使い古しの歯ブラシに家庭用中性洗剤をつけてゴシゴシ・・・

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敢えて遠くから写しているけど、黒いものはすべてブレスから出てきた汚れです。

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しっかり乾燥させて時計本体に付ければ出来上がり。
持ち主の女の子には随分と喜んでもらえました。さわやか好青年色オヤジの面目を保てたと言うものです。
しかし今後この時計が遅れだしたら、今度は根本的に修理しないとだめでしょうねぇ。
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プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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