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SEIKO SESSION Cal.8N41の修理

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デッドストックの時計を入手しました。

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セッションと言うペットネームの時計です。あまり詳しくないのですが、2000年前後辺りのシリーズでしょうか。
お値段を見てわかる通り、結構高額です。当時は準高級品みたいな扱いだった記憶があるような無いような。

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この時計はオークションで流れてきたのは電池を入れても動かないから。
新品のはずなのにです。正確には動こうとするけど運針できない状態です。
機械は8N系。当時のグランドクオーツに搭載された機種です。オーバーホールの仕方を覚えておいて損ではないと思います。今回はこの時計を修理しました。







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この機種はかなり薄型にこだわった設計なのではないかと素人なりに考えています。
回路とコイルを外すとその他の竜頭周りもパラパラ外れてくるので、後で泣きを見ないように分解途中の写真を記録しておきました。

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洗浄が終わった状態です。

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それでは組み立てに入ります。
日の裏側を先に組んでおくことにしました。

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組んだ部品に1カ所ホゾ(歯車が入る穴)があったからです。

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作業台に載せます。
この時点では竜芯はぶらぶらの状態です。

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少しずつ組んでいきます。秒針規制装置も仮組みしています。
本当に仮組み状態で、ちょっとでも衝撃が加わるとパチン!と部品がはぜる状態でした。
本来組み立てでそんな状態になるはずはないので、多分今回の組み立て方法は間違っているのだと思いました。
とにかくこのような感じで組んだという訳です。

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輪列の仮組み。

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受けをかぶせました。
この状態でもまだ竜芯はポロッと落ちる状態です。竜芯を組んでいるのは秒針規制装置の一部が輪列の受けの中に入っているから。秒針規制装置はこの時点で組んでおかないと絶対に完成しないはず。

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次に回路の下に入るプラスチックの部品を組みます。
写真ではすでに組んでいますが、左側のプラスチックの部品の中に6枚カタカナの「エ」みたいな形の金属部品が入っていました。何のためにあるのか分かりません。
プラスチックの部品も輪列の下に滑り込ませるように組む必要がありました。
プラスチック部品を先に組むと輪列を組むのが非常に困難になります。多分この順番なのでしょう。

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コイルと回路を組みました。
この時点でようやく竜芯が固定でします。

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後は文字盤と針を取り付け・・

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ケースに収めて・・

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無事完成しました。

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この時計はこちらの旅行の時に使用して、精度良好を確認しました。(詳細はこちらをクリック
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コメント

非公開コメント

No title

わ、さすが。 こんなふらふら、ヘロヘロ良く組めますね。
イライラしないのでしょうか?ww

Re: No title

北の守人さん、こんにちは。

90年代以降のセイコーの機械は時計の在り方に迷いがあるような気がしています。お高い機種のはずなのにベースの機械にプラスチックを多用していたり。

オーバーホールをしてまで使い続けてくれるユーザーがどの程度いるのか?と言うので悩んでいたのかもしれませんね。
この時期以降の時計はとにかく修理がしにくい印象でした。

憧れます

初めまして、つい2年程前から古い国産腕時計に興味を持ち集めてます。
買っても動かない物、調子が悪い物も多くて自分で直してみたいと思って色々な方のblogを読みましたがクォーツは難しいと思っていたらこちらにたどりつきました。
何でも直してしまう腕前に惚れ惚れします。本当に憧れます。
自分は機械の乗せ替えくらいまではやってみました。
老眼も進んでますが壊しても良いから分解掃除挑戦してみたいです。

昔、BMW E46 乗ってたbmwoioi

Re: 憧れます

bmwoioiさん、初めまして、こんにちは。

時計の素人修理のブログはいくつもあると思いますが、よくこんなマイナーなブログにたどり着きましたね。
機械式時計の修理については他の人も大勢やっているので、最近はあえてクオーツ時計の修理記事を多めに出しています。

壊す覚悟で取り組んでみてください。時計趣味も違う側面がある事に気付くと思いますからお勧めします。

返信ありがとうございます

クォーツで最近特に寒いと止まってしまうのがあります。温めてあげると動き出します。
きっと分解掃除してあげたら快適に動く気がしますが、腕に着けてあげたら動くクォーツもなぜか可愛く思ってしまいます。笑)
先日裏蓋開けたら電池も無く、コイルに明らかに損傷があるTYPE2がありました。
まずはこれを練習機にして分解して元に戻す事が出来るかチャレンジしようかと考えています。

Re: 返信ありがとうございます

bmwoioiさん、こんにちは。

70年代から80年代のクオーツ時計もオーバーホールをすると設計に機械式時計の名残みたいなものが垣間見えて面白いですよ。

こじ開けで裏蓋を外す時にコイルを損傷するのはままあります。
私もありますが、その時は本当に途方にくれました。慣れた頃にやらかすと思うので、注意してくださいね。
http://meduboat.blog102.fc2.com/blog-entry-845.html
http://meduboat.blog102.fc2.com/blog-entry-705.html
タイプⅡはこちらでいじっているので参考にして下さい。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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