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平成31年2月 「濁流」を訪ねる旅

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時刻はこのくらい。

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外は真っ暗。午前6時前です。

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エンジン始動。

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今回は日帰りでこちらに行きます。
取り敢えずの目的地はJR飯田線の上市場駅です。


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車で移動しながら解説します。
「濁流」とは戦前のプロレタリア文学作者葉山嘉樹の作品名。

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三方原PAから東名高速道路へ。

前にも説明しましたが(詳細はこちらをクリック)、文学者葉山嘉樹は純粋に小説家としてでは生計を立てるのが出来なかったようで、戦前の飯田線付設の工事現場で働きながら文芸活動をしていた時期があるようです。

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ギュィィィィィーーーーン!

飯田線は天竜川流域の水力発電開発を目的に敷設された側面もあります。ダムなどによる水量コントロールが全くなされていなかった当時の天竜川の流れの激しさや、工事現場の危険な様子を描写した文章もたくさんあります。

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浜名湖付近を通過。

そんな天竜川も佐久間ダム、船明ダムなどが出来てすっかり様相が変わってしまったのですが、それでも当時を偲ぶものも残っているようです。今回はそれを探索します。

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三ケ日JCTから新東名高速道路へ。

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さらに三遠南信道路を使って北上。

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終点の鳳来峡ICで国道151線へ。

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だんだん山深くなっていきます。

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途中飯田線東栄駅を過ぎたあたりで静岡県県道1号線へ。
しばらく進むと上市場駅周辺まで来ました。

ここまでだいたい予定通り。でも、ここで車の置き場に困りました。駅は山肌にへばりつくようにあって駅の傍の空き地に・・と言うのが出来なかったからです。案外住宅が多いのでその辺に置くことも出来ず、結局ある信用金庫の個人寮?(人気無し)ぽいところの隅に置かせていただきました。(本当にその節はすみませんでした。)



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上市場駅です。
飯田線はもともと私鉄が開通させたこともあって、駅と駅の間が短いです。

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隣の出馬(いずんま)駅とはわずか600メートル。少しでも集落があったら駅を設置したようです。
駅舎無し、雨宿りするスペースがかろうじてあるホーム一面のみの簡素な駅。
一日の利用者数約10人!程度。

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列車がやって来ました。
7時31分発。飯田線下り方面の始発列車です。
殆ど待ち時間が無かったぞ。

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列車に乗ったらすぐに車掌さんがやって来ました。
私は朝早くからの行動で、おまけに駅ホームでお腹が冷えたから列車に乗るや否やウ〇コをしに行っていました。
車掌さんにキセル乗車と勘違いされたのではないかと・・

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列車は順調に進みます。
この辺は国道151号線もカーブが多くて気を遣うところです。
景色をゆっくり見ることが出来てうれしい。

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水窪駅を出たら大原隧道へ。
約5キロの長いほぼ直線のトンネルです。

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やがてトンネル内で減速したかと思ったら・・

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大嵐駅に到着しました。

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走り去る列車を見送ったら・・

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大嵐駅の改札を通過。
(切符は水窪駅辺りで車掌さんに回収されました。)

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佐久間ダムの北側が見えますね。

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それではハイキング開始。
左に見えるのが飯田線大原隧道。右手をずっと遠くまで見てみると・・

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トンネルが見えますね。こちらは佐久間ダムが完成する前に線路が通っていたルートです。

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ダムの崖側にはこういうのも残っています。
大嵐駅の旧ホームだとのことです。ホームにしては掛けギリギリのところにあって本当にホームなんかい?みたいな感じなのですが。

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一応この旧鉄道用トンネルは現在も一般に使用できます。

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鉄道時代からかそれとも道路として供用され出してからか分からないけど、コンクリートの打ち方がすごく雑な気がする。

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この隧道をくぐると次の隧道が出てきます。

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長さが約1キロあるので、照明付きでした。

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こちらも雑なコンクリートの打ち方だと思う。
岩盤の上に塗りたくったみたい。
上と下でコンクリート打ち方が違うのは、ひょっとしたら鉄道時代のものと道路用になった時の物の違いだろうか。

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なかなか雰囲気がありますね。

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南側の出口に出ると・・

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左手の道を進みます。
静岡県県道288号線です。

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すげえな、こりゃ。
道路管理が大変な(落石がしょっちゅうある)ため、現在は廃道扱いのようです。

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途中こんな車がありました。

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後でじっくり見学させてもらおう。

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さらに進みます。

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実はこのハイキングをする数日前に結構な量の雨が降ったのです。
思ったよりも水量があります。

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しかし、よーく見てみると、見つけました。
飯田線の水没区間のトンネルです。しかしあの辺に下りるのは大変そうだ。

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比較的勾配の緩やかな所から降りてみることにしました。

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あそこには鉄橋の橋脚が見えるぞ。

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落ちたら絶対に助けに来てくれる人も居なさそうなところです。気を付けて降下。

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無事トンネルに到着。

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かろうじて貫通しています。
泥はダムの水が運んで来たものと思う。

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もう少し先に進みたいなぁ。

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さらに進むとあと2つトンネルを確認できました。
葉山嘉樹の小説では工事中のトンネルの中で工員同士で決闘騒ぎがあった事とか、一応小説家の自身を尋ねて妙な骨とう品か何かの大家?のような方が来られたけど、トンネルの付設現場を見せて「あいにくお金が無いからこんな所で働いている。」と言っ帰した話とか出てきます。(大家?の人は後に詐欺で捕まったと言う落ちがあるのですが)

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しかし大嵐駅に下りて約1時間経過。
そろそろ引き返さないと帰りの列車に乗り遅れてしまう。1本乗り遅れると3時間以上待つ羽目になるのでやむを得ず撤収。

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帰り道は県道288号線を歩きました。

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遠くに家がほんの数軒だけある集落を見つけました。
夏焼という集落のようです。この集落のためにトンネルが維持されているのかなと思っています。

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先ほどの車のところに戻りました。
車種は何なんでしょうね。ヘッドライトやブレーキランプが無くなっているだけで途端に識別困難になるんだなと思います。

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エンジン類は無事。
A型エンジンかな?日産車かな??

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エアクリーナーのところにこんな表記が。
昔の車は夏と冬で多少セッティングを変える必要がありました。
しかしこの車多分昭和40年代のものです。
県道288号線が廃道になったのは昭和50年代以降の話のはずですから、どこかの悪い奴が時期を見計らって捨てに来たのかな?でもエンジンは多分使えるぞ。

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それでは先ほどの隧道を逆戻り。

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大嵐駅に戻ってきました。
中途半端な時間に戻ってきたため、まだ列車の時間まで40分以上あります。

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多少散歩しました。

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すると大嵐駅側にダム湖に向かって降りて行く階段を見つけました。

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気になるやないですか。
行ってみました。

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終点まで来ました。
階段の上に積もる土がすごくきめが細かいです。
普段水の中なんでしょうね。

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何だか中途半端だったな。思ったよりも水位が高かったから無理できなかった。多分もう一度探索すると思う。

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取り敢えず駅に戻ろう。

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駅舎の直ぐ脇の池には意外にも金魚が居ました。
持ってきたビスケットをあげて暇をつぶしました。

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小和田駅からの列車が来ました。

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列車は実は途中まで、取り敢えずそこまで移動します。

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中部天竜駅が終点。
ここで約1時間待つと中部天竜駅始発豊橋行きが出ます。

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それまでは町の中を散歩して暇をつぶそう。

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これはオシャレなおもちゃ屋さん。
パッと見たところ、不良在庫品みたいなおもちゃが大量にありました。

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この町の基幹病院でしょうね。
付近の救急車は全部この病院に来るんだろうな。働いている人は大変だと思う。

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この橋を渡ると中部天竜駅へ。

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わざわざここで1時間の待ち合わせを作る必要があったんかな。
もう1時間大嵐駅周辺を探索したかった。

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暫く列車に乗って上市場駅到着。


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次にこの駅を利用することはあるのかな。

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上市場駅を使いたかったのは少々理由がありまして・・

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この店がすぐ傍なんですよ(詳細はこちらをクリック)。

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今回もボリュームがありました!!
フリードリンク付きで1000円。ご飯お代わり自由。
結構歩いたのでめちゃくちゃ美味しかったです。

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食後コーヒーを頂いて・・

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デザートの手作り栗きんとんが来たので・・

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もう一杯別のものを頂きました。
御馳走様でした。
美味しゅうございました。

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今回は窓の外に流れる川にカワセミが居るのに気付きました。
癒されました。それでは帰ろう。

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往路来た道を戻り・・

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午後2時過ぎには浜松に戻ってきました。



この簡単な旅行記に続きがあります。(詳細はこちらをクリック
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No title

変わったところに曜日のでるシチズンですね。一瞬目を引く
時計。
いずんまって変わった呼び方。由来が解れば楽しいでしょうね。

くるま。2ドアのライトバンッって懐かしい雰囲気漂います。

Re: No title

サッピエロさん、こんにちは。

昭和40年代のシチズンですが、この時期のシチズンは12時方向に曜日の窓を置いたものが結構あります。
3時方向に日付と曜日の窓を置いたのはセイコーが初めてと伺っていますが、それに対抗したつもりなのかもしれません。

車・・・確かに昔の商用車は2ドアハッチバックが多かった気がしますね。多分4ドアよりも車両剛性が保てるから有利だというのもあったのではないかと思います。
プロフィール

U-BOAT

Author:U-BOAT
福岡県出身。縁あって静岡県浜松市に住み着いて10年になります。
いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちは常にありますが、実力が伴っていません。
凝り性ではありますが、ネットの世界では私よりも知識の深い人はいくらでも居ます。
趣味も旅行を始め、多岐に渡ります。ジャンルにとらわれない少しばかり濃い目のブログを作っていきたいと思います。
ご指導、ご鞭撻よろしくお願いします。 2010年8月

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