嫁さんの独身時代の時計の修理

私と嫁さんが知り合うよりも前に、嫁さんが購入した時計です。

MICHEL HERBELINというメーカーの時計です。
無名メーカーだと思いましたが、ちゃんと本体はフランス製。
調べてみると、フランスにある時計ブランドのようです。値段は安かったとのこと。

ブレスが形状記憶のワイヤー?みたいになっています。
子どもが引き出しの中から見つけてきました。自分が使いたい!だそうです。
電池を入れても動きませんでした。
そりゃそうだ、20年位前の時計ではないだろうか。
分解掃除をしてみましょう。

女性用の時計の辛い所は、機械が小さい事。
物凄く修理しにくいのです。

バラバラにした状態です。

組み立てに入ります。
この時計はまず日の裏側から組み立てる必要がありました。
省力化の為でしょうが、よく考えられていると思います。

こんな感じになります。

それでは機械台に載せます。


輪列の仮組み。
・・・と言っても歯車2本の仮組み。
でも、1個はステップモーターだったから、磁気を帯びているからパタッと倒れます。
仮組みもしんどい。

上手く受けをかぶせることが出来ました。
ここまで行ったら楽勝。

コイルを置いて・・

回路を組んだらお終い。
文字盤を組んで、針を取り付け。(写真は無し)

ケースに収めて・・

無事出来上がりました。

子どもは来月中学校に上がります。
バスを使うにしても、映画を見るにしても、もう大人料金が必要になります。
もう大人なんですね。
本人も気にする年齢でしょうから、今後このブログに登場するときは後ろ姿ばかりになるかもしれません。
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コメント
No title
いつも思うんですが、あんな小さいものをいじれるのがスゴイ!
自分には絶対できないので、素直に尊敬します。
自分には絶対できないので、素直に尊敬します。
奥様が使用していた時計を娘さんが使用する。素敵ですね。
そして修理技術もさすがです。
そして修理技術もさすがです。
No title
組み立てが終わって、ネジが二つぐらい余ってたりしないんですか?
自分は指先より細い作業は半田付けまでです。クオーツとか気が狂ってしまうでしょう。100Nでレンチを締めてる方が良いです。
お嬢さん、可愛く育ちましたね。
自分は指先より細い作業は半田付けまでです。クオーツとか気が狂ってしまうでしょう。100Nでレンチを締めてる方が良いです。
お嬢さん、可愛く育ちましたね。
No title
何故か、フランス車を連想します。w
Re: No title
ぢぢさん、こんにちは。
最初は壊しましたよ。動く時計をばらして、組み立てに失敗して、人知れず一人で落ち込んだりしていました。
継続することが大事ですね。
最初は壊しましたよ。動く時計をばらして、組み立てに失敗して、人知れず一人で落ち込んだりしていました。
継続することが大事ですね。
Re: タイトルなし
安物時計好きさん、こんにちは。
高くても、安くても、機械式でもクオーツでも、親から子供に時計を引き渡すのは独特の儀式めいたものが有るなと感じた次第です。
安い時計は使い捨てにされがちですが、実際に分解組み立てをしてみると、コストダウンのための工夫も確認できるから楽しいです。国産品の高くない時計はぞんざいな扱いになりがちですが、最近そちらに力を入れています。
高くても、安くても、機械式でもクオーツでも、親から子供に時計を引き渡すのは独特の儀式めいたものが有るなと感じた次第です。
安い時計は使い捨てにされがちですが、実際に分解組み立てをしてみると、コストダウンのための工夫も確認できるから楽しいです。国産品の高くない時計はぞんざいな扱いになりがちですが、最近そちらに力を入れています。
Re: No title
コジロさん、こんにちは。
記事を目を凝らしてみてみたら気付くと思いますが、ネジを置く四角い台と、部品を無くさないように絵の具のパレットを使っています。最初の頃はたまーに部品を組み忘れたりしていましたが、そういう時は確実に時計は正常に動かないから、泣く泣く再度分解していました。
記事を目を凝らしてみてみたら気付くと思いますが、ネジを置く四角い台と、部品を無くさないように絵の具のパレットを使っています。最初の頃はたまーに部品を組み忘れたりしていましたが、そういう時は確実に時計は正常に動かないから、泣く泣く再度分解していました。
Re: No title
サッピエロさん、こんにちは。
アメリカの時計、スイスの時計、ドイツの時計、イギリスの時計・・それぞれに国民性と言うか国別に共通するイメージみたいなものは確かにありますね。
フランスの時計は・・・マイナーすぎてわかりませんが、リップなんて言うブランドはいかにもフランスっぽいです。
アメリカの時計、スイスの時計、ドイツの時計、イギリスの時計・・それぞれに国民性と言うか国別に共通するイメージみたいなものは確かにありますね。
フランスの時計は・・・マイナーすぎてわかりませんが、リップなんて言うブランドはいかにもフランスっぽいです。